ターミネーター2へのリスペクトを感じる 「ターミネーター・ニュー・フェイト」 | 映画と音楽のある生活

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 「ターミネーター」は、1と2が最高で、女性のサイボーグが出て来る「3」からは興味も無くなり、その後に様々な続編らしいものが出るが、途中で視聴をやめる様な物ばかりだった。

 当作も、面白くなければ途中で止めようと思って見始めたが、やめることが出来ず、最後まで見てしまった。

 ストーリーは、過去作を踏襲している。未来から来た殺人サイボーグと、それを防ぐ為の味方のサイボーグ(今回は強化された人間という設定だ。)の戦いが中心になっている。当作で狙われる人間もラテン系の女性に変わっている。

 オールドファンを泣かせるのは、バアさんになった(失礼!)リンダ・ハミルトンが途中からサラ・コナー役で登場することだ。作中の彼女の言葉を借りると、旧作では「スカイネット」によって核戦争が起きるのをサラの行動によって阻止されたが、また別な未来ではAIの暴走によって人類は絶滅の危機にあるらしい。まさに「懲りない未来」と言える。

 さらに、無いと思っていた「シュワちゃん」も旧作のターミネーターとして出演する。

 悪役のサイボーグの「2」と同様の水銀の様に液化して、何にでも変身でき、絶対に死なないキャラとして最後までハラハラさせる。キャッチコピーを見ると、正当な「2」の続編とあるが納得できるところだ。

 随所に旧作をリスペクトしたシーンもあり、最後まで楽しめる作品だった。

 アマゾンプライムで視聴。