ワイヤーアクションを止めれば良かったのに!大野智 「忍びの国」 | 映画と音楽のある生活

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 「嵐」というグループも、メンバーを見れば、ニノをはじめ皆が俳優になっている。原作は「のぼうの城」等でニューウェーブ時代小説の旗手となった和田竜だ。

 主人公「無門」(大野智)の相手役に石原さとみ、ライバルに鈴木亮平、織田側の武将に伊勢谷友介等、若手の人気俳優をそろえている。また、伊賀を支配する12人衆には、でんでんに立川談春、そして、きたろう等のお笑い出身者を起用して、彼らの「こ狡さ」を演出している。

 視聴して、悪くはなかったのだけれど、何となく作品に深みが無いと思った。主人公の「無門」が伊賀一番の忍びで強いのは分かったが、人間の強さというよりもSFチックでリアリティが無かった。せっかく、大野智と鈴木亮平がラストに吹き替え無しのリアルな決闘を演じたと言うなら、ワイヤーアクションは止めた方が良かったのではないか?

 「ジャ〇ーズ時代劇」と括ってしまうと、岡田准一の「燃えよ剣」も一緒になってしまうから、そうではないと思うけど、これからの企画は難しい様に思った。

 アマゾンプライムで視聴。