もう、シン〇〇〇は見ない!庵野秀明 「シン・ウルトラマン」 | 映画と音楽のある生活

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 私は、シン・エヴァンゲリオンは一度も見たことが無く、「シン・ゴジラ」も当初は全く興味がなかったが、複数の知人が「あれは傑作だ!」と言うのでネットで視聴した。

 確かに「シン・ゴジラ」がおもしろかったので、当作品は封切時に映画館で視聴した。

 感想としては、私は「ウルトラQ」も「ウルトラマン」もTVシリーズをリアルタイムで視聴した人間なので、充分に円谷プロの同作品へのリスペクトは感じるが、1本の映画としては物足りなさを感じた。

 そもそも、60年代の「ウルトラマン」の複数のエピソードを2時間足らずの作品に詰め込んでいるオムニバス形式となっており旧作を知っている人間としては、全てのエピソートが寸足らずで端折っている印象を否定できない。

 主演の齋藤工や長澤まさみら「禍特対」のメンバーもバタバタしているばかりで感情移入が出来なかった。

 一番役柄で面白かったのは、メフィラス星人を演じた山本耕史だった。公園のブランコに乗ってウルトラマンの齋藤工と話合うシーンは、ウルトラセブンのセブンとメトロン星人とのちゃぶ台会談を連想させた。

 現在、「シン・仮面ライダー」が公開中だけれど、たぶん見に行くことは無いと思う。

                  映画館にて視聴