副業でツール開発をする中で、Google Apps Script（GAS）を使う場面がちょこちょこあります。
例えば、スプレッドシートの自動化だったり、Gmailと連携した通知だったり。
最近は、ChatGPTと一緒にGASを組む機会が増えてきました。
最初のきっかけは、「ちょっとした関数をサクッと書きたい」という場面。
でも意外と、「どのメソッドが今使えるんだっけ？」とか、
「この書き方でスプレッドシートにアクセスできるのか？」と、細かい部分で詰まることが多くて。
そのたびに調べるのもいいけど、ChatGPTに聞いた方が早いな、と思って使い始めました。
たとえば、こんなふうに聞きます。
「GASでスプレッドシートのシート名"管理"の"A1"セルに値を書き込むコードを教えて」
「Gmailで未読の件名だけをリスト化するスクリプトを書きたい」
ChatGPTは、わりと正確なコードを返してくれます。
ただし、“それっぽいけど実行すると動かない”こともあります。
（以前の記事で述べましたが…）
このあたりがまさに「相棒」って感じで、
ChatGPTのコードをたたき台にしつつ、自分で調整していくのがちょうどいいです。
実際、ChatGPTが生成してくれたコードをもとに
・エラー箇所を修正
・細かい仕様に合わせて書き換え
・ログを足して挙動を確認
といった工程を、自分なりに手を加えていくことで、
「自分でゼロから書くより早く、でも理解はちゃんとできる」状態になります。
何よりありがたいのは、ChatGPTが“気兼ねなく何度も聞ける先生”になってくれることです。
深夜でも「あれ？これどこがダメなんだっけ？」と思ったら、すぐ聞ける。
説明があいまいでも、だいたいは汲み取ってくれる。
最近では、ChatGPTに相談しながら作ったGASツールを、
ちょっとした副業案件として納品することもあります。
完全な共同開発ではないけど、「一緒に作ってる感」はたしかにあるなと感じています。
もちろん、ChatGPTが返すコードは完璧ではないし、
GAS特有の制限（例：SpreadsheetAppとDriveAppの混同など）には自分で注意が必要です。
でも、それを理解した上で使えば、ChatGPTはとても強力なサポーターになってくれます。
これからも「まずChatGPTに聞いてみる→自分で調整して完成させる」流れで、
いろんな自動化ツールや業務改善スクリプトを作っていこうと思っています。