高校生の時から地下鉄に乗っている。通学そして通勤、雪が降っても止まらないなど札幌の移動には欠かせない交通手段である。

 

乗っていると様々な人がいるし、残念ながら不快な人もいれば面白い人もいる。

先日、こんな人に遭遇した。

 

夜、金曜日だが飲み会はまだ終わらないくらいの時間、飲み会の熱気をくぐった人はまだ少なかった。

その日は雨の日だったため、傘を持っている人が多かった。

私はシートに座り、ブログに書くことはないかなとアンテナを張っていた。

 

そう思っていたら不思議と来るものである。

 

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いくつ目かの駅で、傘を持った女性が乗り込み私の前に立った。

右手でつり革、左手にはスマホ、左腕に鞄と「傘」をかけていた。折りたたみではなく小ぶりではあるが長い「傘」である。

 

おもむろにスマホを見ているが、するとどうだろうかその「傘」の先端がプラプラと私の脚の左膝の上10cmほどの位置にジャストミートである。

 

携帯電話が普及してからだとは思うが、このスタイルはよくある光景である。

今までに何度あったかわからない。

ここで怒りで頭がいっぱいになって、その後も引きずるのは精神衛生的に良くない。

(イライラする気持ちもわからなくはないです。)

 

幸い、乾いた傘だったので水滴が落ちてくる心配はないが、揺れる度に傘の先端が私の膝に襲いかかってくる。しかし寸前で止まってを繰り返していた。

 

この女性が傘のことや私のことなど、心の底から気にしていないなら少し寂しいし残念だなと思った。

(この私の状況が最高だ!嬉しい!と感じる人は少ないだろうという仮定だが。)

 

面白いので観察してみよう、グサッと私の膝に刺さればきっと気づいてくれるだろう。むしろ刺さりにいこうか。

 

※余談だが、私はこういう思考である。

電車で通路の中央くらいまで足を伸ばしている人がいると、一度あの足に引っかかってわざと転べばこの人は今後足を伸ばさなくなるのでは?などと真剣に考えたこともある。やったことはない。

 

しかし、そんなことを考えていると私の念が伝わったのか、その女性は傘を鞄と自分の間、私に被害が及ばない場所にスッと引っ込めたのである。

 

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その女性がどういう状況と思考で引っ込めたのかわからない。

 

実は緊急の連絡をしており、傘のことは二の次になってた。連絡が終わりふと見ると傘の先端が座っている人に襲いかかっていたのに気づいてすぐ引っ込めた。

 

かもしれない。

 

私の「傘を引っ込めてくれ〜」という念が伝わった。

・・・かもしれない。

 

それでも、その女性がそうしてくれたことは単純に私は嬉しかった。

 

 

しかし、この事例は日本中どこでも起こっていることだろう。

調べてみたが、具体的で抜本的な解決策は見当たらなかった。

 

今回の女性はきっと、逆の立場になったことが少ないのだろうと思う。

今後、少しでも傘を気にする人が増えて優しい世の中になることを祈る。

 

 

そんな私が

地下鉄内で無駄にかかるストレスに、いい加減嫌気がさし、通勤で地下鉄を使わないよう職場に近い場所に引っ越したのは、つい最近のことである。

 

 

taji

 

札幌はまだもう少しだけ暑い日が続きそうだ。

 

私が夏になると作るのが冷製パスタである。

トマトベースだが、これが暑い日でもスルスルっと食べてしまう大好物である。

 

この料理のレシピを調べたところ、トマトを潰してそのままそこに水で締めたパスタを投入〜などというのが多い。(他にも手順はありますが)

 

私の作り方が特殊とは思わないがそれらとは違う。

一番大きな違いは、火を入れるか入れないかだろうか。

 

私の場合は、一度アマトリチャーナを作って冷やす。

という手順で出来上がる。

 

taji流レシピ

 

①ニンニク、鷹の爪をオリーブオイルで火を入れ油に風味をつける。

②色が変わったらバジル、トマト、水、白ワインを入れる。

③ある程度馴染んだらベーコンを入れる。

④塩胡椒で味を整える。ここで鷹の爪は取り除く。

⑤別容器へ移し、氷水などで冷やす。その後冷蔵庫でさらに冷やす。

⑥茹でたパスタを水で締め、⑤と混ぜ合わせる。

⑦黒胡椒、チーズはお好みの量をかける。

 

※鷹の爪は取り出すタイミングで辛さが変わるので試してみていただきたい。

 

以上、簡単だがレシピである。

冷やす工程がなければ、熱々のアマトリチャーナの完成である。

 

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ポイントは、ベーコンを後入れする部分だろうか。

どうしてもカリカリになるまで油で炒めたいところだが、個人的には後入れの方が食感や風味が飛びすぎないためオススメしたい。

あくまでも薄いベーコンの時であり、厚めのパンチェッタなどはしっかり焼いた方がいいかと思われる。

 

あとは、一度冷えることにより味が落ち着き旨味が増すのが大きな魅力である。

出来立てのカレーと、一晩寝かせたカレーの違いというとイメージしやすいだろうか。

 

この手順を経ると、自分で言うのもなんだが毎度毎度「うまい」のである。

そのためトマトの冷製パスタは得意料理と位置づけている。

 

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私は無類のパスタ好きである。

そのきっかけになったお店がある。

 

自分でパスタを作る時は、そのお店の味と比べて何が足りないかを考えるようにしている。

 

自分で美味しい料理を作りたい時は、その料理のお手本を食べるのが最も大事な手順かもしれない。

 

 

taji

札幌市のビアガーデンは、座席数13,000席と国内最大規模を誇る。

それもそのはず、市内の中心の大通公園(5丁目〜8丁目,10,11丁目)がビールと食べ物と人と熱気で埋め尽くされる。

 

なんだかんだで毎年のように行っているこのイベントだが、ここに来ると以前来た時のことが思い出されて面白い。

 

初めて来たのは大学生の頃だ。

しかし、その時は「ビールを飲みに」来たのではなかった。

 

当時のバイト先の宣伝で、ビアガーデン会場でビラ配りをしに来たのだ。

そこで大学の教授を目撃したり、終わるまで帰れないビラを配ったりしためまぐるしい夜だった。

 

その後、飲みに来たのは「明るいうち」だった。

日が沈む前、大学の講義が終わってから仲間と飲みに来た。

夏の日差しが暑く、明るいうちから飲むという行為が恐らく皆も不思議な気分だっただろう。

 

その後、社会人になり仕事終わりの夜に来た。

仕事に関して話をしているうちにすぐ閉店の21:00になってしまう。

面白いことに閉店時刻になると一斉に「消灯」され、そのうち席も片付けられる。

強引かつ合理的な閉店である。

 

北海道の夏の夜は涼しい。

日中いくら暑くても、夜になるとその暑さを忘れてしまったかのように涼しくなる。薄着だとむしろ寒い日もある。夜まで暑いのは年に10日あるほどではないだろうか。

 

だいたい、19時くらいはまだ暑さがフェードアウトする前。

20:30頃を過ぎると段々と寒さを感じてくる。

 

ビアガーデンを楽しむなら、昼間の暑い時の方がよりいい。

という結論に達したのもこの時だ。

 

仕事仲間だけでなく俗に言う「知人の紹介で行った食事会」もビアガーデンだった。

寒くなり屋内の居酒屋に移動した。

外という雰囲気はいいが無理をするものではない。

 

 

今年もそんなことが思い出されながらのビアガーデンだった。

何より働いている人たちが笑顔で楽しそうだったのが印象的だった。

 

会場中ビールが一色のビアガーデン。

しかし、不思議とビール以外の記憶を鮮明に残してくれるのもビアガーデンだと私は思っている。

 

 

taji

先日の美瑛旅の最終日に行った。

「青い池」

 

今となっては聞いたことがない人の方が、少ないかもしれない。

 

美瑛町では、飲食店などに行くと美瑛の素晴らしい景観を捉えた写真が飾ってあることが多い。

もちろん写真だけでなく、買い物をした時の紙袋などもこの「青い池」はパッケージとして使われていた。

 

その紙袋の青い池の写真を見て、一緒に行動した方がこう言っていた

「これ、枝の数も多いしちょっと前の写真ですね。」

 

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この言葉は私にとても深く刺さった。名探偵コナンだと、犯人がわかった時のモーションのようだ。

 

それは理解しているようで、気づいていないことの1つだった。

「この景色を見られるのは今日だけ」という現実を真正面から突きつけられたのだ。

 

私は、この青い池には今まで約10回ほど来ているだろう。

正直、大きな変化は感じられなかった、というのが本音である。

 

それは、周りの木々の紅葉や雪が積もったというような話ではない。

行きつけの飲食店のテーブルの配置が変わったからといって、別の場所にならないのと同じである。

どちらも「空間」で見ているからだ。

 

枝の数が減ったというのは小さいことかもしれないが、例えば「池の中の木が全て無くなった」「青くなくなった」などの変化が起こらない確証は無いということに気付かされた。

 

 

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(陽の光が差し込む青い池)

※余談だが、この場所を訪れるタイミングは早朝がオススメである。

午前中だと日が差すし、何より観光地となった今は日中の混雑が予想されるからだ。

 

この池の上流には「白髭の滝」そして「青い川」がある。

 

(白髭の滝)

 

(青い川)

 

実は、この青い川も2016年8月の台風による影響で川幅が広がっている。

私はその当時この場所を撮影しておらず、お伝えはできない。

しかし「確かにこの場所がそうであったこと」を伝える写真を誰かが撮影しているはずだ。

 

私が通うようになった数年前から

「哲学の木」が無くなったり、「マイルドセブンの丘」も木が目減りしていたりという変化が起こっている。

 

青い池も、以前は無かった整備された駐車場ができていた。

トイレも、お店も設置されていた。

 

もう、前回の青い池とは違うのだ。

 

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私は美瑛が、美瑛の景観が大好きである。

いつまでも変わらない景色など無いこともわかっている。

 

今度、美瑛の風景を撮らせていただく時は、

その時撮影した写真全てが、一番新しくて一番古い「今」なのだと強く心に刻みたい。

 

 

taji

2019年7月30日

 

競走馬、ディープインパクトが安楽死となった。

 

実際に生で見たこともない遠い存在だったが、私が競馬ファンとなったのは2005年であり、ディープインパクトが無敗の3冠馬になった年である。

 

きっかけは高校生の頃に購入した競馬のゲームだった。

当時私の周りで流行っていたのは、これはイメージだが暗くて恐いゲームが多かった。

 

なんか、平和なのがないかなぁ。という理由で購入したのを覚えている。

 

5月の中頃。そしてそれから間もなくしてTVで初めて実際のレースを見ることになる。

 

「2005年5月29日 第72回 日本ダービー」

このレースで2着に5馬身差をつけトップで駆け抜けたのは、ディープインパクトだった。

 

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そこから競馬の歴史や感動的なドラマを知った。

私の人生において、その種の感動を知れてよかったと思っている。

 

その後押しをしてくれたのは間違いなくディープインパクトだった。

なぜなら、競馬に興味を持ったタイミングで「21年ぶりの無敗の3冠馬」が生まれるなど何かしらの運命を感じずにはいられなかった。

 

引退してからも、ディープの産駒が活躍しているのは嬉しかった。

だから、いつまでも名前を見続けていたし遠いが近い存在だった。

 

主戦の武豊騎手は

「私の人生において特別な馬でした。彼にはただただ感謝しかありません。」とコメントしていた。

この「彼」という呼び方に、その裏のただならぬ想いを感じてしまう。

 

子供の頃から走るのが大好きな馬だったという。

まさに名前通りの深い衝撃。最後までそんな存在だった。

 

一人の競馬ファンとして、感謝したいと思う。

 

 

taji