私の住んでいる北海道では、お盆の時期なにやら皆そわそわしている。
早めに仕事を休みにしたり、そのために今はもう住んでいない北海道に帰って来たりとそのイベントにかける強いエネルギーを感じる。
今年も札幌の街中の至る所に、そんな人たちに向けた夢のお知らせのようなポスターを見かけた。
"RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO"
私のツイッター上で参加した人たちの歓喜の声が多かったバンドがあった。
ELLEGARDEN である。
そのツイートにはセットリストが書かれていたが、ある1曲に目が止まった。
「スターフィッシュ」
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今から13年前、高校2年生の時にバンドを組んだ。
「LEMON’S LEMON」という名前。
自販機で売っていた同商品の名前を借りてバンド名にした。バンド仲間など周りからは呼びやすいレモンという呼ばれ方をしていた。
結成したきっかけは「音楽で食べていこう」というような理由ではなくクラスにたまたまギターを弾ける、ベースを弾ける、ドラムを叩ける、歌が上手い人が揃っていた。
なんかバンドしたいね、という理由だったと思う。
私はその中で2nd Gt としてメンバーの一人になった。
エレキギターは持っていたなかったので、1st Gtの友達に借りた。
Voは楽器を弾かないので、全部で五人という大所帯の編成だった。
流行りの曲も聴かず、フォークソングとソロギターばかり弾いていた私にまず大問題が発生した。「曲がわからない」
バンド自体はコピーバンドだったため、ここで色々なアーティストを聴くことになった。
当時の自分は恐らく出会うことのない「音」を聴けたのは幸せだった。
その時初めて聴いて、覚えたのは
ELLEGARDEN、XJAPAN、Hi-Standard、GreenDay、Bump Of Chikenなどなど。
さて、LEMON’S LEMONの活動が始まりそれらのアーティストの曲を聴きながら、記事のタイトル通り「スターフィッシュ」という曲がお気に入りになった。
かっこいいリフで始まるイントロ、星が流れるようなサビのメロディー、Cメロのキラキラ感、高校生には真正面から突き刺さる切ない歌詞。
私は、当時ELLEGARDENというバンドのことを全く知らなかった。
知らぬ間に活動休止していたり、どれだけの人がこのバンドを愛しているかなどを知ったのはもっと後になってからである。
ただ、純粋に曲が好きだった。
ライブで演奏したときも盛り上がったし、高校を卒業しても、大学時代も、今になってもたまにプレイリストの中から急に現れては、当時を懐かしく思い出させてくれる曲になった。
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バンドをやっていなかったら高校生の時には聴いていなかっただろう。
高校生の時に聴き、弾いたから、大人になっても残っているのだと思う。
それは同世代や、同じような経験をした人にも言える。
社会人になってから聴いたとしても
バンドで演奏した思い出もないし、それに付随してブワッと押し寄せる思い出のように周りがキラキラしている空気も懐かしさも感じない。
高校生の時に聴けてよかった。
その点で当時のバンドメンバー、友達には感謝している。
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さて、あれから13年が経ったが私は今でも音楽活動をしている。
バンドではなく、一人で。
エレキではなく、アコギで。
ご存知の方もいると思うが、アコースティックギターインストという上に書いたアーティストとはかけ離れた音楽である。
ライブ時はギターの音作りにこだわっているつもりである。
(中央が私です)
アコギの音が良くなる機材や、リバーブ、ディレイの使い方も一通り考えている。
見る人が見れば、その中でも少し浮いた機材がある。
ギターから伸びているケーブルなのだが、名前をMonster Cable(モンスターケーブル)という。
何とも恐そうな名前である。しかもアコギ用ではなくエレキ用なのだ。
「LEMON’S LEMON」を結成した時、エレキギターを持っていなかった私はもちろんケーブルも持っていなかった。
ギターは借りることができたが、せめてケーブルくらいは買っておこう。
当時高校生の私にとってはとても高かったが、良い音を出せるようにとそのケーブルを購入した。
「エレキギター用」のMonster Cable(モンスターケーブル)である。
バンドは解散し、高校も卒業。
大学に入り音楽活動を始めるまで眠っていたが、復活してtajiサウンドを支えてくれている。
1本のケーブルだが、実はこんな裏話がある。
taji