映画のエンドロール途中で立ち上がり劇場から出て行ってしまう人は、映画によってはエンドロール後にもう1シーンあることを知らないのではないか。なぜなら全ての映画を、エンドロールの最後まで見たことがないはずだからだ。ふと、そう思った。

 

日本人は何かと終わり際に哀愁を感じる民族なのだと思っている。

桜も満開よりも散り際、線香花火も終わり際。

 

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剣道には「残る心」と書いて残心という言葉がある。

竹刀が相手に当たれば1本ではない。しっかりと打突部位に当たり、声が出ていて、体勢も整っていて初めて有効打突と認められる。

そして、当たって終わりではなくその後の動作まで含めて「心が残っている」ことが大切である。この残心が疎かだと1本が認められない場合もある。

 

これも1つの終わり際であり、日本人が大切にしている感覚なのだろう。

 

今年の夏もそろそろ終わりである。

夏の終わりを歌った曲を聴きたくなる。

 

taji

 

仕事上、お世話になっている方が異動されることになった。

広告代理店の担当の方で、どうやら北海道を離れるらしい。

 

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約7年間やりとりがあったようで、彼女にはずっと担当していただいていた。

こういう関係性というものは、どんなに結びつきが強いと思っていようが、会社の辞令一つで変わってしまうという意味で、終わりはあっさりとしていると思う。

 

最後にいただいたメールには「新人の頃からお世話になり」と一文があった。

その思いは、似た境遇を経た私も同じく持っている。

私も新人の頃からお世話になった。

 

正直なところ私の力不足もあり、いただいた提案の中で決裁を通せたものは少なかった。

それでも忘れそうな頃に連絡が来ては、何度も何度もたくさん話を持ってきてくれた。

そういう方と仕事をしたいと思うようになったし、現在仕事をしている方々も思い返せばそんな人達ばかりだ。

 

社会人10年目になり、そういったことが見えるようになった。

 

そのうち、また忘れそうな頃にふらりと連絡が来るようなそんな気がしてならない。

 

 

〜大変お世話になりました、ありがとうございました。お元気で、またお会いしましょう。〜

 

 

taji

(撮影地 札幌 2018年5月頃)

 

北海道、札幌市の最近の気温はプラスになることが多く、道端の雪も少なくなってきた。車道にはほぼ雪がない。

 

そろそろ、ほぼ半年の長い冬が終わるようだ。

 

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人の記憶に強く繋がっている五感は「嗅覚」らしい。

 

10代、20代前半の感情の振れ幅が多い頃を思い出すような、春が近づいて来たにおいもした。

戻りたいとは思わないが、あの頃の心や思考は年を重ねるにつれ鈍くなってしまったのかもしれない。

 

 

夕方、職場を出ると春のにおいがする。

 

帰り道は少し遠回りしたい気持ちになる。

 

 

taji

2020年、間違いなく「鬼滅の刃」が社会現象となっている。

 

こちらのアンケート結果を見ると、10代と40代までが多い傾向という世代別の人気がわかる。

20代は前半と後半で分けられているが、合計すると10代に次ぐ数字だ。

 

『鬼滅の刃』は、なぜ流行ったのか?アンケート結果発表!

 

私はこれを見て、つくづく「今」を作っているのは若い人たちなのだと実感する。

 

思うにこの年代は沸点が低いか、火力が強いかで「行動」するまでの熱量が違うと思う。いずれにせよ、行動を「おこして」いる。

それらは大人になるにつれて沸点は高くなり、火力も弱まるのだと思う。

 

以前、音楽雑誌で誰かがこんなことを言っていた。

「女子高生にウケれば、その曲は流行る。」

 

この言葉は、今という社会を作っているのはこの年代だということを言っている。

 

それが間違っていないことを30代になり「鬼滅の刃」の現状を見て、私も以前はその年代だったこと、そして今は時代の最前線にいないことを、実感している。

 

 

taji

 

ここ1週間の北海道の天気はとてもサービス的だ。

 

というのも先日、日中の最高気温が土曜日まで30℃で日曜日から18℃となった。

それから少し涼しい日が続くと、道民には辛いがあの暑さが不思議と恋しくなる。

 

すると、来週の頭の天気予報を見てみると最高気温が31℃になる予報の日がある。

 

あの暑さが一瞬だが帰ってくる。

どうやらその後は緩やかに涼しくなっていくようだ。

 

外が秋を感じる空気に変わった頃、9月の空の夕焼けは例年とても綺麗だ。

今年も素晴らしい光景に出会えたらしっかりと残したいと思う。

 

 

30℃から18℃に一気に下降した日、昼間から出かけて夜に家に戻った。

その時の室温は27℃で、エアコンは無いため窓を開けて室温を下げることにした。

冷たい風が入り、1時間もすると24℃に下がった。

 

残っていた 3℃分の「夏」を部屋から追い出した。そんな気持ちになった。

 

 

taji