「君こそわが命」 水原弘 | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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君こそわが命 水原弘

昨日は「愛の奇跡」でした。奇跡つながりで、水原弘「君こそわが命」です。
1967年(昭和42年)、この曲のヒットにより、第一線に戻った水原弘は”奇跡のカムバック”と言われました。


あなたを本当は 探してた
汚れ 汚れて 傷ついて
死ぬまで逢えぬと 思っていたが
けれどもようやく 虹を見た
あなたのひとみに 虹を見た
君こそ命 君こそ命 わが命


水原弘が独特の低音ハスキー声で、切々と歌うのが良かったですね。


「君こそわが命」 水原弘
http://www.youtube.com/watch?v=T81z5c4rUuk&feature=related
作詞・川内康範 作曲・猪俣公章

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水原弘は東京門前仲町生まれで、十代からジャズ喫茶で歌ったていたらしいです。
ダニー飯田とパラダイス・キングスに入ると、1958年の第一回日劇ウェスタン・カーニバルにも出演しています。
この頃、ロカビリーを歌っていた井上ひろし、守屋浩と共に、三人ひろしと呼ばれていました。

1954年(昭和34年)、第一回日本レコード大賞では、「黒い花びら」で大賞を受賞しているんですね。
それだけでなく他にも、後にちあきなおみでリバイバル・ヒットした「黄昏のビギン」や、「禁じられた恋のボレロ」なんて名曲を出しています。

しかし、やがてヒットから遠ざかり、第一線からも離れ、数年間は荒れた生活にもなってしまったのでした。
そこに得た「君こそわが命」

周りの支えもあり、見事に大ヒットとなり、紅白歌合戦にも復活し、奇跡のカムバックとなったのでした。
この後は、「愛の渚」「へんな女」「お嫁に行くんだね」「慟哭のブルース」などのヒットが生まれました。
→「愛の渚」「へんな女」

ところが、またも酒で体をこわしてしまい、42歳の若さで亡くなってしまったのです。
数々の名曲を残しながらも、天国と地獄を繰り返した壮絶な人生でした。

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