昨日は「時には母のない子のように」
今日は母つながりです。
『木戸をあけて ~家出する少年がその母親に捧げる歌~』小椋佳
小椋佳が1972年に発表したアルバム<彷徨>の中の1曲。
<彷徨>には、『しおさいの詩』、『さらば青春』など小椋佳の代表曲が多く収録され、
232週間に渡ってオリコン・トップ100入のロングセラーを記録しているそうです。
あなたの後ろ姿に そっと別れをつげてみれば
あなたの髪のあたりに ぽっと明かりがさしたよな
裏の木戸をあけて 一人夜に出れば
灯りの消えた街角 足も重くなるけれど
僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない
『木戸をあけて』は当然、小椋佳の作詞・作曲
今から30数年まえ、コンビニなんてなかった時代の町の夜は暗かった。
こっそり裏の木戸を開けて家出をする少年を、夜の闇と静寂はどれだけ不安にさせたでしょう。
母親からの旅立ちの決意を静かに歌う小椋佳の詞に、背中を押された人もいたかも。
小椋佳の人を包み込むような歌声と曲調には癒やされます。
そんな小椋佳に曲を提供された歌手も多かったですね。
布施明『シクラメンのかほり』 中村雅俊『俺たちの旅』 梅沢富美男『夢芝居』 美空ひばり『愛燦燦』・・・・
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