映画『白昼の死角』モデル 「光クラブ」山崎晃嗣 死亡 1949年11月24日 | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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映画『白昼の死角』モデル 「光クラブ」山崎晃嗣 死亡


「光クラブ」とは、戦後、東大生の山崎晃嗣らが設立した貸金業

「光クラブ」は、耳目を惹く広告を出すと、東大生が行う“学生金融”として評判になり、多額の資金を集めるに至る。
その資金を元に商店や中小企業に高利で貸して急成長となった。

しかし、法定金利を超えた出資法違反で逮捕されると業績が悪化し、債務支払い不能となり、山崎晃嗣は、1949年11月24日 遺書を残し青酸カリ自殺。
この「光クラブ事件」は、数年前のホリエモン騒動の時に引き合いに良く出されたりもした。


当時も大きな話題になり、この事件を元にして推理作家・高木彬光が「白昼の死角」として小説にしている。
「白昼の死角」は、1979年村川透・監督で映画化され主人公・鶴岡を夏木勲(夏八木勲)、愛人の芸者役で島田陽子(島田楊子)が出演した。



鶴岡が作った金融会社が、太陽クラブ。
太陽クラブのメンバーには、若き日の中尾彬の姿も。



村川透監督は得意のハード・タッチで、鶴岡を徹底的に冷徹な主人公に仕上げている。
鶴岡は自分が助かるためには、愛人が敵との心中に見せかける殺人をおかさせても、眉ひとつ動かさない。

この時期、村川監督は松田優作で「甦える金狼」、「処刑遊戯」も撮っている。
「白昼の死角」主題歌はダウンタウン・ブギ・ウギ・バンドの「欲望の街」。
映画のハードさに良く合う曲だ。





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