魅惑の昭和歌謡 『もう恋なのか』  にしきのあきら(錦野旦) | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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魅惑の昭和歌謡 『もう恋なのか』  にしきのあきら(錦野旦)

“スター☆にしきの”です。

テレビで歌う時には 『空に太陽がある限り』 が多く、デビュー曲と思われがちですが、デビュー曲は、 『もう恋なのか』 です。

浜口庫之助:作詞・作曲のこの曲は、初めて人を好きになる気持ちを歌った歌です。
幼い日の初恋とは違う、切ない感情を全体に込めた曲です。





♪ 恋というもの知りたくて あの娘の名前を呼んでみたら ♪
♪ 俺の心の片隅に冷たい夜風が吹き抜けた ♪ぐらいに淋しい気持ちとなり、

この感情が ♪ もう恋なのか~ ♪と気がつきます。

ドキドキするとかチクチク痛むとかではなく、いきなり冷たい夜風が吹き抜けてしまうのです。


しかし、それにしても、切な過ぎます。
よほど、思いつめていたのでしょうか。

2番では、
♪ あの娘の笑顔も 約束も 信じられないことばかり ♪ になってしまいます。

さらに3番になると、
♪ 死ぬということ 知りたくて ♪ ♪ 冷たい線路を見つめていたら ♪ なんて、不吉でもないことを考えています。
 

アイドルのデビュー曲で、初めて恋を知る歌だというのに、一体この暗さは何なんでしょうか?


にしきのあきらの明るい声、サビの ♪ アアー ♪の鼻から突き抜けた歌唱、本人の精悍な顔つきやスマートさもあり、デビュー・ヒットととなり、大晦日のレコード大賞最優秀新人賞に輝きました。

この時は、ライバルの野村真樹(現:野村将希)と激しい新人王争いを演じました。


2曲目は 『愛があるなら年の差なんて』 と、これまたアイドル歌手らしからぬタイトルです。



やっと3曲目で、 『空に太陽がある限り』 と、本人のイメージに合った曲となり、大ヒットとなりました。


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