非常識家族に嫁いでしまった! -3ページ目

9/03(木) 記録。

思いついた仕返し。

私は部屋に引き篭もり、毎日を泣いて過ごしていた!

目は虚ろ、頭の思考回路は働かず「廃人」だった!

旦那は「仕事はどうするの?」と聞いてきた!

「もう無理・・・・・。」と私は言った!

旦那は特に私に指示する訳でもなく、引き篭もりに対しても特に何も言わなかった!

せっせと毎日、食べない私に食事を運んできた!

私は滑稽だった!

「もっと私のために動きなさい!」

「もっと私のために苦しみなさい!」


私は、自分で「よく、やってるよな~」なんて人事みたいに思っていた!

「私じゃなかったら、確実に離婚されてるよ」と笑っていた!


ある日、不妊治療の予約日がやってきた!

旦那が「病院行かないの?」と、聞いてきた!

私は「病院? どーでもいいよ」と答えた!

旦那が「子供は要らないの?」と言ってきた!

ハッ!!!!! 子供!!!!!

子供を作らなくちゃ!!!!!

私の存在を確かなものにするには子供を作らなくちゃ!

子供好きの旦那も、子供が居れば変わってくれるだろう!

希望を持って病院へ行っていた!


後に、また大喧嘩した!

引き篭もっている事に大して、旦那は

「お前みたいなヤツ、出てけって言われても当然だ!」と言ってきた!

やはり、旦那の本当の心はコレだ!

私は、せせら笑った後

「普通なら、出てけ!って言う前に、お前が離婚されてるよ!」と言ってやった!

この男、更生のしようが無いし、する気もない!

いつもいつも打ちひしがれている妻を優しく包もうとはせず、更に傷つけることを言う!

私は、もう我慢が出来なかった!

私は、ある考えを思いついた!

旦那は子供が好きだ!

何はともあれ子供を作ろう!

そして、子供が出来たら、直ぐに直ぐに直ぐに出て行ってやろう!

・・・・・これが私の復讐だ!

叩かれた日の次の日。

その年のバレンタインは悲しかった!

今までもたくさんの悲しい事、辛い事、腹の立つ事、いっぱいあるけど、旦那と生活してきた中で1番、悲しい出来事だ!

私はその日から、心が打ちひしがれ起き上がる事が出来なくなってしまった!

いや! 
正確には、起き上がる事は出来るのだが、部屋から出る事が出来なくなってしまった!

部屋から出れば他人が2人住んでいて通いのスタッフが1人、計3人と何事も無かった様に過ごせる気力は私には無くなっていた!

私は、どちらかと言うと尽くすタイプなので、旦那の仕事を影で盛り上げて行きたくて凄く頑張っていたが、もうそれも出来ない!

私が他のスタッフに教えた事を、私が毎日するのは当たり前でスタッフが毎日すると「よくやった!」になる!

24時間、師匠と弟子で夫婦では無くなっている!

折角、ヤル!と決めた事を途中で投げ出す事は嫌いだが続けることは出来なかった!

私は、その日から引き篭もりになってしまい、何日も何日も泣いて泣いて毎日を過ごした!

勿論、食事など食べれる心境でもなく痩せて行った!

忘れられないバレンタインデー。

心の闇は引き摺ったままだったが、仕事にも励み不妊治療にも通院していた。

精神的な面の回復は、夜、1人になれるようにはなっていたが

車の運転は、息切れがして足が震えてきて、どうしても出来ずに居た。


何事も無かった様に取りあえず穏やかな日々は続いていた。

バレンタイン前に一緒に行った百貨店で「このバッグいいな」と言っていたのを記憶し

そのバッグを、バレンタインのプレゼントにした。

今日は1日、皆で出張なので朝からプレゼントを渡した。

欲しがって居た物だから喜んでくれるでしょう?

包みを破り、そこらへんに置き、中を開けて「ありがとう」と言ったっきり無造作に置かれたプレゼント。

・・・・・悲しい(ノ_-。) もっと喜びようはないのか?


仕事へ皆で出掛けた。

その日、何かにつけて全ての事が旦那には気に入らなかったらしい。


夜、家に帰って来て

仕事に対する真面目さが足りないように見えているなら御免なさい。

スタッフK美ちゃんは、そうじゃなくて、こうだったのよ。

と、いろいろ話していたが、当然の如く理解をしようとしない。

私は悲しかった。

高いバッグをプレゼントした日だった。

私にとっては、仕事が上手く行った日だった。

行き場の失った気持ちはどうしようも収拾がつかなくて

側にあったプレゼントの箱を契って契って大泣きしていた。

乱れている私の気持ちに腹が立った旦那は私に馬乗りになって頬っぺたを何度も何度も叩いた。

8/24(月) 記録。