忘れられないバレンタインデー。 | 非常識家族に嫁いでしまった!

忘れられないバレンタインデー。

心の闇は引き摺ったままだったが、仕事にも励み不妊治療にも通院していた。

精神的な面の回復は、夜、1人になれるようにはなっていたが

車の運転は、息切れがして足が震えてきて、どうしても出来ずに居た。


何事も無かった様に取りあえず穏やかな日々は続いていた。

バレンタイン前に一緒に行った百貨店で「このバッグいいな」と言っていたのを記憶し

そのバッグを、バレンタインのプレゼントにした。

今日は1日、皆で出張なので朝からプレゼントを渡した。

欲しがって居た物だから喜んでくれるでしょう?

包みを破り、そこらへんに置き、中を開けて「ありがとう」と言ったっきり無造作に置かれたプレゼント。

・・・・・悲しい(ノ_-。) もっと喜びようはないのか?


仕事へ皆で出掛けた。

その日、何かにつけて全ての事が旦那には気に入らなかったらしい。


夜、家に帰って来て

仕事に対する真面目さが足りないように見えているなら御免なさい。

スタッフK美ちゃんは、そうじゃなくて、こうだったのよ。

と、いろいろ話していたが、当然の如く理解をしようとしない。

私は悲しかった。

高いバッグをプレゼントした日だった。

私にとっては、仕事が上手く行った日だった。

行き場の失った気持ちはどうしようも収拾がつかなくて

側にあったプレゼントの箱を契って契って大泣きしていた。

乱れている私の気持ちに腹が立った旦那は私に馬乗りになって頬っぺたを何度も何度も叩いた。