私は2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。
同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。
術後は3週間に1回の通院でXELOX療法で抗がん剤治療を続けています。
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2024年6月24 日は定期通院の日。
10時に門松先生の診察を受け、11時から化学療法室で抗がん剤の点滴。
14時半ごろ点滴が終わりフラフラ過ぎて歩けないので、廊下のベンチで休んでいたら、院内の美容室の美容師さんとばったり遭遇。
彼女とは6月20日に美容室で会っていろいろ話しました。
6月20日は1時間ぐらい美容室に滞在して、ウィッグをあつらえるところまで話が進み、あとはガールズトークをして楽しく過ごしました。
そのとき担当医の門松先生やイケメン執刀医の佐野先生のことも具体的なお名前を出さずにいろいろ話したんですよね。それをこの美容師さんは覚えてくれていて
美容師さん:ララさんのお話がすごく楽しかったので、あれから「イケメンの先生ってどの先生かしら」とか、「担当医の先生ってどの先生かしら」っていろんな先生とすれ違うたびに考えてしまっていましたよ。
ララ:あはは。そうですか。私の担当医は化学療法室には何年も来ていないみたいだから。執刀医だったイケメンの先生は時々来てるみていですけどね。
美容師さん:イケメンの先生って前髪カールしてます?
ララ:うーん。どうだったかしら。パーマはかけてる気がしたけど、前髪がカールしてる印象は無いですが。クリスマスに担当医の先生に「先生、今日クリスマスだから3秒間だけマスク取ってお顔見せて」って言ったら見せてくれたの。でも驚いたことに変なお髭が生えていて、山賊の下っ端みたいに見えてびっくりしました。絶句しちゃったよ。
美容師さん:(大笑いしながら)「マスク取ってお顔見せて」なんていう患者さん他にいませんよ。
ララ:そうかしら。だっていつも診てくれてる先生のお顔がマスクで隠れてずっとわからないって変じゃない。やっぱりお顔見ないと。
美容師さん:それは病院のHPとか見れば写真が載ってるんじゃない?
ララ:でも先生はまだ30代で成長の途上にあるから、3、4年前の写真だと現在とかなり違うかも。まだ子どもっぽい頃のお顔が載ってるかもしれないし(笑)。
美容師さん:「きらめき病院」の本があるの知ってます?そこに主な先生方が写真入りで載ってますよ。
そう言って、その本を化学療法室から持ってきてくれました。
パラパラとめくっていると、あ、門松先生だ!
3人の先生が並んで映っていて、1人は部長の青柳先生、2人目は青柳先生の次席の先生(かなり偉い)と並んで3人目に何故かぐっと年次が下の門松先生が映ってる!
これって、会社で言えば、専務、常務と一緒に平社員が映ってる感じ。
ララ:私の担当医、この人です。平凡な普通の人でしょ?
美容師さん:そうですね。普通の人だわ。
でもね、どうして偉い先生方と一緒に映るように選ばれたと思います?消化器外科には他にも若い先生が何人もいるのにね。
私、この写真を見て気づいたんです。門松先生は普通の人が醸し出す色気があるんだって。
特にイケメンではないけど、普通の平凡な人に一味加えた色気がある人なんだってこの写真を見てわかりました。だから、若手医師として選ばれて載ってるのね。
ただしですね。このアトラクティブな表情は全力で作ってます。私を初診したときと同じお顔。これは初回限定プレミアムの魅力的なお顔であって、恒常的なものじゃないです。その証拠に術後に外来で会うようになったら、倦怠期の亭主みたいになっていて、ショックでした。詐欺レベルだよ。
通院(2023年7月31日)術後初めての外来はショックで涙(1)
でもまあ、門松先生には隠された魅力があるということが判明して、良かったです。
次にこの魅力的なお顔をいつ見せてくれるかは定かではありませんが。
この美容師さんも青山看護師さんと並んで、私の人生の重要な登場人物かもしれません。
神様、良い出会いをありがとうございます。