2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。

同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。

 

2023年7月31日(月)、術後初の外来受診です。

 

担当医は門松先生。門松先生は初診で私を診てくれて、「この病院なら人工肛門にしないで大腸の原発巣を切除できますよ」と診断してくれた先生です。その初診のときは、全身から温かい光がキラキラと溢れ出ていました。キラキラ「こんなお医者さん、初めて見た!」と感動した私。手術の技術も私のニーズを満たせるので、即決できらめき病院で治療することに決めました。入院中も門松先生はすごく優しい笑顔と口調で接してくれたので、この先生なら私のCancer Journeyを明るく照らしてくれるはずと信じて、私の担当医に選びました。

 

だから、術後初めての外来受診は、あの優しい先生にまた会えると思うとワクワクドキドキ。音譜

 

予約時間より1時間ぐらい待たされてやっと呼ばれました。

期待しながら診察室の扉を開けると、

 

え、あのキラキラの先生が倦怠期の亭主みたいになってる!ガーン

 

これ、ほんとに同じ人?ガーン

 

あまりにもびっくりして、私は途方にくれました。

 

門松先生:(無表情で)採血の結果見たけど、良くなってるよ。お腹の傷、見せて。

 

それで私はベッドに横になってお腹を見てもらいました。一瞬でお腹をチェックして、そのまま無言で椅子を回転させてデスクに向かう先生。

 

実は抗がん剤投与のために胸にCVポートを埋め込む話が入院中から出ていました。でも、異物を胸に埋め込むことに抵抗があり、私は拒否。

 

医療従事者のいとこたちが、「ポート入れた方が絶対楽だってば。大腸ガンの大変な手術を乗り越えたのに、どうしてポートの手術ぐらい怖がるの」と口々に言うのも嫌。

 

ララ:先生、いとこたちがポートを入れた方がいいって口々に言うんです。でも、私、怖いから嫌です。それに胸に傷がつくのが悲しいです。

 

そう言っているうちに、涙がこみあげてきました。

 

ララ心の声:先生、何か言って。私が前向きになれるような言葉を言って。ショボーン

 

門松先生はじっと眼鏡の奥から私の顔を見つめていました。その目つきは、例えて言うなら映画『オタクに恋は難しい』で山崎賢人が演じたオタク男子の目つきとそっくり。山崎賢人とそっくりじゃなくて、あくまでも彼が演じるオタク男子と「目つき」がそっくりですよ。誤解無きよう。無表情過ぎて怖い。ちょっとだけ気持ち悪い。ダウン

 

門松先生:じゃあ、(ポートは)やめましょう。

 

ララ:(涙声で)抗がん剤治療って、痛いことや辛いことばっかり。嫌なことばっかりだよぉ。

 

門松先生:(相変わらずオタクっぽい目つきで)ネガティブ思考に陥っている。

 

デスクのプリンターで処方箋や化学療法室への指示書をプリントすると、それを私に渡しながら、「5階行って」とやっとお医者さんの笑顔で言いました。

 

5階にはこの日初めて行きましたが、抗がん剤を点滴する化学療法室があるんです。

 

術後初めての外来受診は、先生の態度の激変が(しかも悪い方向に)あまりにもショックで、診察室を出てから15分ぐらい待合室に座り込んで動けませんでした。

 

門松先生、疲れてたのかな。私はとっても悲しいよ。😢