「人生のすてきなことは、
だいたい最後のほうに起こる」
ふと思い出したこのコピー。
エイチアンドアイという会社のCMで使われているものです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、いいCMなのでシェアします。
詳しくはリンク先の動画を見てもらえればと思いますが、
内容はこんな感じです。↓
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屋上で、一人の少女が童話を読んでいる・・・・・・
「シンデレラは、継母とその連れ子の姉たちに毎日イジメられていました・・・ 終わり」
「王子さまは、魔女の魔法でカエルに変えられてしまいました・・・ 終わり」
「あるアヒルの群れの中で、一匹だけ黒く、みにくいアヒルの子は、
他のアヒルの子に似てないからイジメられました・・・ 終わり」
少女は、物語を最後まで読まずに本を閉じてしまう。
そして立ち上がり、柵を乗り越えて屋上の端に立ち・・・
そのとき、後ろから童話の登場人物たちが叫ぶ。
「私は、最後には王子さまと結婚して幸せになるのよ!!」
「僕は、最後にはカエルから人間に戻って幸せになるんだ!!」
「僕は、最後には白鳥になるんだよ!!」
その言葉で、少女は想いとどまる・・・
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ハッピーエンドで終わる物語も、ずっと幸せな状態が続くわけじゃありません。
一番ピンチになるクライマックスは、だいたいエンディング間際です。
人生全体で考えるのもいいですが、もっと細かく考えると、
今キツイ状態にあるとしても、それは今読んでいる物語のクライマックスなのかもしれません。
乗り越えられないかもしれないとさえ思う、その逆境を乗り越えた先に、ひとつの物語のエンディングがあります。
100%ハッピーエンドというわけではありません。
それでも、逆境を乗り越えた先には、何かしら得るものはあります。
次につながるものが。
物語はまだ、終わっていませんよ。
エイチアンドアイ「屋上の少女」
http://www.h-and-i.co.jp/movie/CM_Long/CM_Long.html