映画やドラマなどでおなじみの情報機関も、情報収集の90%以上が国内国外のテレビや新聞など、一般の媒体なのだそうです。
もちろん極秘の情報を入手するという部分も重要ですし、中身の濃さで言ったらそっちのほうが上なのかもしれませんが、見えているものから情報を拾うというのは、場合によってはそれより難しいことなのかもしれません。
隠そうとすれば、逆に目立ってしまいますが、あからさまに目の前に晒されれると、そんなところに特別な情報はないという先入観、思い込みが働くので、あっさりと見落としてしまう。
隠そうとしたことによって、結果不自然になり、それが相手に何かを気づかせるキッカケを与えてしまうわけですね。
僕らも、なにかアイディアを出そうとするとき、ネットで懸命に検索したり、
特別ななにかを見つけよう、そこからインスピレーションを得ようと思ってしまいがちです。
しかし、それこそ罠で、アイディアの種は、通いなれた通学路や通勤路、何気ない会話、
すれ違った人たちの話し声・・・そんな日常の景色の中にあるものなのだと思います。
あとは、自分がそれに気づけるかどうか。
毎日をただなんとなく過ごすのはもったいないなと、つくづく思う今日この頃です。