モンキー・D・ルフィ
譲れない情熱をもっているか
「海賊王に おれはなる!!!!」このセリフは、ONE PIECEの代名詞と言えるセリフで、
ルフィは作中で何度も言葉にしている。
そして、ルフィの底知れないパワーの源は、この言葉に集約されている。
ルフィはすでに、懸賞金4億の賞金首。
さまざまな事件を起こし、世界に名を轟かせる海賊である。
海賊王になるという信念・・・情熱がなければ、
「これぐらいでいいかな」と思ってしまうレベルにまで到達している。
しかし、ルフィはさらなる強さを追求し、海賊王になるという情熱を妥協することもなく、迷いもない。
強さを追求するのは、仲間を守るためでもあるけど、根底にあるのは海賊王になるという情熱。
力がなければ成し得ない夢であり、それを大切な仲間とともに達成したいからこそ、
ルフィはどこまでも強さを追求する。
情熱の源泉は「ステイ・ハングリー」
ルフィは、故スティーブジョブズが言った「ステイ・ハングリー」を無意識に実践している。どれだけその名が轟いても、決して満足はしない。
その場その場に命を賭け、その瞬間を楽しみながらも、自分の情熱を決して見失わない。
抱えきれないほどの富と名声を手に入れたとしても、
ひとつなぎの大秘宝『ONE PIECE』を手に入れるまで、ルフィが止まることはないのである。
「ここまで」と思ったところが自分の限界
大概の人は、何かをしたいと思っても、「自分には無理だな」とか「分不相応だな」とか、そんなふうにして自分の限界を決めてしまう。
そう思ったら、それ以上のものが手に入ることはない。
自分が思う世界が、自分自身の現実になるから。
分相応かどうかなんて、どうでもいい。
自分は何をしたいか。
自分は何を成し遂げたいのか。
自分は何がほしいのか。
もし何でも手に入るなら、どんな人生を送りたいのか。
今の自分がどんな状態であるかなど、関係ない。
はじめに情熱や欲求があり、それが際限のないパワーを生み出す。
ルフィを知らない世間の人や政府から見れば、
ルフィの数々の行動は、クレイジー以外のないものでもない。
でも、ルフィにとっては普通のこと。
犯罪を犯してもいいと言ってるわけじゃない。
普通じゃない情熱と欲求を持っている人は、持っているエネルギーも違う。
世間はそれを、クレイジーと言う。
時代を作っていく人、想像もつかない発明をする人、
人が羨むような成功を得ている人は、クレイジーなのである。
普通じゃない結果を出す人が、世間一般から見て普通のわけがない。
どれだけスケールのでかい情熱をもてるか。
それがそのまま、人生に反映されるのである。