ONE PIECEに学ぶ 【12】 成功できる人間の条件とは | 心に明かりが灯る言葉たち

心に明かりが灯る言葉たち

俯いた心、しぼんだ心、前向きになりたい心・・・
 そんな心に明かりを灯す、
 励ましの言葉や勇気がでる言葉を書いてます。

 たまに趣味で歌詞も投稿します。

「コビー!!!
 
 おれと戦うんだろ?
 だったらそんくらいなれよ!!
 
 当然だ!!!」

 モンキー・D・ルフィ



物語背景

エニエスロビーでの戦いに勝利し、ロビンを助けだしたルフィたちは、
ウォーターセブンで休息をとっていた。

そこへ、海軍本部中将、ガープが現れる。
かつて、海賊王ロジャーを何度も追い詰めた伝説の海兵であり、ルフィの祖父でもある。

「モンキー・D・ルフィに合わせたい男たちがおるんじゃが」

ガープとともに現れた2人の男は、コビーとヘルメッポだった。

女海賊アルビダの船で雑用をしてたところをルフィに助けられ、
信念の大切さと覚悟を教わったコビー。
海軍の大佐として独裁的な統治を行なっていたモーガンの息子、ヘルメッポ。

2人は、ひょんなことからガープと出会い、海兵として鍛えられていた。

今までの出来事や思い出話に花を咲かせるルフィとコビーとヘルメッポ。


「新世界で会いましょう」

再会を約束する3人。


「今度は僕はあなたを捕まえる!!!
 もっともっと強くなって!!」

「僕はいつか!!!
 海軍の・・・
 た・・・

 ”大将”の座についてみせます!!!」

そう言い放ったコビーだったが、何十万人もいる海兵の中で、
たった3人しかいない海軍大将になるという途方もない夢を言葉にした瞬間、怖気づいてしまう。

でも、ルフィは驚かない。

「コビー!!!」

「おれと戦うんだろ?
 だったらそんくらいなれよ!!
 
 当然だ!!!」

ルフィは、コビーの言葉を笑うこともなければ否定することもなく、
それぐらいなって当然だと言い放つ。

その言葉に、コビーは勇気を取り戻し、強くなることを誓った。

”新世界”で再会する。

そのときのために。


解説

ルフィは、人の夢を決して笑わない。
それは、自分自身が海賊王になるという情熱をもっているからかもしれない。

でも、それだけではない。
「おれにはできるけど、お前なんかにできるわけないだろ」
そういう言い方をする人もいる。

「成功する人は特別だから、一般人にはできない」
そんなふうに言う人もいる。


でも、始めから才能に恵まれ、順風満帆に成功し、
そのまま何事も無く継続的に成功者でいる人など、ほとんどいない。

それどころか、「アイツは頭がおかしい」ぐらいのことを言われた人た人もたくさんいる。

人の見えないところで大失敗をし、挫折し、涙を流し、
それでもめげず、成功を信じて進み続けたからこその成功なのである。


それを分からず、本気でやっている人のことを笑う人間は、成功どころか、幸せにもなれない。
現実を分かっていないと偉そうに言う人間にかぎって、チャレンジすらしていない。
自分は現実が分かっているという言葉で、行動しないことを正当化している現実から、目を背けている。

できないと、なぜ分かるのか。

やっても無駄だと、なぜ言えるのか。


絶対に無理だと言い切れる人間など、いない。


必ず成し遂げる。
その情熱が、必要なものを引き寄せる。


そして、人の夢を信じ、応援できることは、
自分の夢を信じている証拠なのである。