自己啓発本には、嫌なことが起こってもプラス言葉を使って前向きに切り替えよう、
というようなことが書いてあることが多い。
でも実践すると、逆に自分を追い詰めてしまうことがある。
「ネガティブ」=「ダメ」=「ネガティブが出てくる自分はダメな人間」と脳内変換され、
「前向きになろう」が「前向きにならなければならない」になって、逆にネガティブになってしまうというパターン。
だから、ポジティブシンキングを意識しすぎるのはあまり良くない。
でも、ネガティブに染まると心にも体にも良くないのも事実。
そこで、前向きになろうとするのではなく、一つの出来事を別の角度から見て、前向きなほうを選べばいい、
と思ってきたけど、最近読んだメルマガと本のおかげで、より良い解釈を得られた。
ポジティブとは、出来事を俯瞰で見て、イヤなことを「きっかけ」として捉えること。
その部分だけ見ればツイてないと思ってしまうことも、未来も含めた全体像としてみれば、
学びのポイントとして捉えられる。
そして、「きっかけ」として捉えられるのが前向きな人で、そういう人は際限なく成長していく。
よく言われることだけど、「きっかけ」というものは、自分好みの姿で現れてはくれない。
見逃してしまうほど日常に溶け込んでいたり、不快な姿で現れる。
日常に溶け込む「きっかけ」は、誰でも目がいくところではなく、その背景にあったりする。
だから、ちょっと焦点を変えないと、その存在に気づけない。
不快な姿で現れる「きっかけ」は、その中に美味なものが隠されているとは、とても思えない。
だけど、その毒々しい姿から目を背けずに目を凝らすと、中から漏れる光が見える。
言うは易く行うは難し。
だけど、それを意識して、失敗しながら、それでも継続していけば、
一年後の自分は間違いなく進化している、と思う。
そんなふうに考えられる「きっかけ」をくれたメルマガと本に感謝。