朝から田んぼを見ながら、スワイショウをしていた。
チェンマイは、雨季に入り、朝から雨。
このまま、2、3日雨が続くと洪水になってしまうな、と思いながらスワイショウをしていた。
イス軸法を行ってからスワイショウをするのであるが、どれも動作は簡単なだけに、その奥深さに氣がつく人は少ない。
イス軸法の動画を最初、観た時、動画内で、コラボしている人が、
「こんな事、無料で公開してもいいのですか?」と、イス軸法創始者の西山先生に聞いていた。
先生は、
「もっと凄いのがありますから。」と、言われた。
このもっと凄いものは、イス軸法でより質の高い体軸を得た時に成立する。
体軸は、確かにあるのだけれど、場所を指すものでは無いので、氣がつきにくい。それは、部位では無く、感覚の問題であるから。
あるけど無い、無いけどある世界。
スワイショウをしている時、どこかに無駄な力が入った時、それが痛みとなって顕れる。
丁度良い所を脳が探す。
が、
その必要もない。
「スワイショウをする時は、スワイショウ以外何もしないで下さい。」
8時間スワイショウの前に、イス軸法創始者西山先生が言われた言葉。
スワイショウ以外何もしない状態、つまり、詰まりの無い状態。
その時により能力が顕れる。
スワイショウをしながら、
それにしても、自分は、つくづく癖の強い身体やな、と思っていたら、山伏が来た。
この山伏は、猫の山伏。
我が家で、山伏茸にハマっている時に、時々やってくる近所の白い猫に、会長が名前を付けた。
山伏茸のフサフサした感じと、この猫が似ているそうな。
この山伏、先月亡くなった猫の🐈⬛クロちゃんがいた時から見かけていたが、警戒心が強く、近寄って来なかった猫である。
一方、同じく猫の🐈⬛クロちゃんの友達であった、茶色い猫🐈の、チャータイと茶々は、朝は時々、夕方は、練習時間になるとほぼ毎日、餌を食べにやって来る。
チャータイと茶々が来た後に、山伏が来て餌にありつこうとするのだが、2匹が食べた後なので、ほとんど残っていない事があった。
そう言う時に、自分が、黙って餌を山伏の為に入れてやる事が何度かあった。
今朝は、チャータイも茶々も来ていないので、餌がトレイに入っていない。
それで、山伏!山伏!、と声をかけて、トレイの置いてある場所に行き、山伏の為に餌を入れてやった。
警戒心の強い山伏は、自分が居ると餌を食べないので、自分は、再び、元の場所に戻ってスワイショウを続けた。
しばらくすると、足元に山伏。
警戒心が強かったのが、スリスリして来た。
撫でてやり、抱き上げる。
山伏は、嫌がらず、喉をゴロゴロ鳴らした。
スワイショウで力が抜けて、こちらの攻撃性も無くなったので、山伏が安心して寄ってきたと言う訳ではないだろうが、ちょっと嬉しく思った。
今日の朝稽古は、スワイショウしかしなかった。
稽古の後、会長が、
「冷凍庫にご飯が凍らしてあったので、キノコ入り卵焼きを作るから食べるか?でも、ご飯の量が足りるかな?」と言ったので、
「山伏茸の味噌汁の雑炊を作るけど、食べる?」と、聞いた。
会長のキノコ入り、卵焼きとは、勿論、山伏茸入りの卵焼き。
今日は、朝から山伏の日となった。
山伏茸入りの卵焼きに山伏茸入りの雑炊。
やっぱり、山伏茸は、良い出汁が出る。
そう言えば、自分には、知り合いにホンマもんの山伏が3人居る。
一人は、小学校の時の同級生。後の二人は、自分が高校の教師をしていた時の自分のクラスの子と、空手道同好会の教え子である。
自分の出身は、修験道の開祖、役行者が修行の地として、また、終焉の地として選ばれた箕面で、子供の頃には、阪急箕面線に乗って、箕面の山に入って行かれる山伏をよく見かけていた。
山の氣を感じ、山からパワーを得て、人々に尽くす。
役行者の後を追って修行をされる山伏。
AIの理詰めの世界とは少々異なる世界。
彼らも、あるけど無い、無いけどある世界に生きておられるのかも知れない。
こんな話をしていたら、ホンマもんの山伏が訪ねて来てくれるかも、何て考えたりした。
タイ🇹🇭チェンマイの山の氣を感じに。