山伏が来た。 | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。



朝から田んぼを見ながら、スワイショウをしていた。


チェンマイは、雨季に入り、朝から雨。


このまま、2、3日雨が続くと洪水になってしまうな、と思いながらスワイショウをしていた。


イス軸法を行ってからスワイショウをするのであるが、どれも動作は簡単なだけに、その奥深さに氣がつく人は少ない。


イス軸法の動画を最初、観た時、動画内で、コラボしている人が、

「こんな事、無料で公開してもいいのですか?」と、イス軸法創始者の西山先生に聞いていた。


先生は、


「もっと凄いのがありますから。」と、言われた。


このもっと凄いものは、イス軸法でより質の高い体軸を得た時に成立する。


体軸は、確かにあるのだけれど、場所を指すものでは無いので、氣がつきにくい。それは、部位では無く、感覚の問題であるから。


あるけど無い、無いけどある世界。


スワイショウをしている時、どこかに無駄な力が入った時、それが痛みとなって顕れる。


丁度良い所を脳が探す。


が、


その必要もない。

「スワイショウをする時は、スワイショウ以外何もしないで下さい。」


8時間スワイショウの前に、イス軸法創始者西山先生が言われた言葉。


スワイショウ以外何もしない状態、つまり、詰まりの無い状態。


その時により能力が顕れる。

 

スワイショウをしながら、

それにしても、自分は、つくづく癖の強い身体やな、と思っていたら、山伏が来た。


この山伏は、猫の山伏。


我が家で、山伏茸にハマっている時に、時々やってくる近所の白い猫に、会長が名前を付けた。


山伏茸のフサフサした感じと、この猫が似ているそうな。


この山伏、先月亡くなった猫の🐈‍⬛クロちゃんがいた時から見かけていたが、警戒心が強く、近寄って来なかった猫である。


一方、同じく猫の🐈‍⬛クロちゃんの友達であった、茶色い猫🐈の、チャータイと茶々は、朝は時々、夕方は、練習時間になるとほぼ毎日、餌を食べにやって来る。




チャータイと茶々が来た後に、山伏が来て餌にありつこうとするのだが、2匹が食べた後なので、ほとんど残っていない事があった。


そう言う時に、自分が、黙って餌を山伏の為に入れてやる事が何度かあった。


今朝は、チャータイも茶々も来ていないので、餌がトレイに入っていない。


それで、山伏!山伏!、と声をかけて、トレイの置いてある場所に行き、山伏の為に餌を入れてやった。


警戒心の強い山伏は、自分が居ると餌を食べないので、自分は、再び、元の場所に戻ってスワイショウを続けた。


しばらくすると、足元に山伏。


警戒心が強かったのが、スリスリして来た。

撫でてやり、抱き上げる。


山伏は、嫌がらず、喉をゴロゴロ鳴らした。


スワイショウで力が抜けて、こちらの攻撃性も無くなったので、山伏が安心して寄ってきたと言う訳ではないだろうが、ちょっと嬉しく思った。


今日の朝稽古は、スワイショウしかしなかった。

稽古の後、会長が、

「冷凍庫にご飯が凍らしてあったので、キノコ入り卵焼きを作るから食べるか?でも、ご飯の量が足りるかな?」と言ったので、


「山伏茸の味噌汁の雑炊を作るけど、食べる?」と、聞いた。


会長のキノコ入り、卵焼きとは、勿論、山伏茸入りの卵焼き。


今日は、朝から山伏の日となった。








山伏茸入りの卵焼きに山伏茸入りの雑炊。

やっぱり、山伏茸は、良い出汁が出る。


そう言えば、自分には、知り合いにホンマもんの山伏が3人居る。


一人は、小学校の時の同級生。後の二人は、自分が高校の教師をしていた時の自分のクラスの子と、空手道同好会の教え子である。


自分の出身は、修験道の開祖、役行者が修行の地として、また、終焉の地として選ばれた箕面で、子供の頃には、阪急箕面線に乗って、箕面の山に入って行かれる山伏をよく見かけていた。


山の氣を感じ、山からパワーを得て、人々に尽くす。


役行者の後を追って修行をされる山伏。


AIの理詰めの世界とは少々異なる世界。


彼らも、あるけど無い、無いけどある世界に生きておられるのかも知れない。



こんな話をしていたら、ホンマもんの山伏が訪ねて来てくれるかも、何て考えたりした。


タイ🇹🇭チェンマイの山の氣を感じに。