らごむ通信は、ママ達からよくあるご質問を踏まえながら、定期的に育児情報を配信しています。
1ヶ月健診で、「赤ちゃんの体重が増えすぎだからミルク減らして」とか、「母乳が出てるからミルク必要ないよ」などアドバイスされて、ミルクを減らしてみたら・・・。いつの間にか体重の増加不良に陥ってしまうことが実は結構あります
「ミルクを減らすってどれくらい??でも足さない方がいいんだよね?」
「おっぱいが出てるって言われたから、安心してたのに・・」
なんとなく、自分で判断してミルク量を調整するのは難しいですよね💦
そこで今回は、1ヶ月健診後にミルク量の調整でつまずかないために、私がいつもオススメしている方法をまとめてみました

まずは、実際の体重増加量を自分で把握しておきましょう!
生まれてから生後3ヶ月までの平均増加量は25〜30g/日です。
1ヶ月健診で、1日の増加量を計算して母子手帳に記載してくれる病院もありますが、体重の記載だけのことも少なくありません。
「体重増えすぎ」「母乳出てるよ」
では実際に、我が子はどれだけ増えているのか
⇩
まずは、数字でしっかり把握しましょう!
(1ヶ月健診の体重−退院時の体重)÷日数
※日数は、退院時から1ヶ月健診までの間
増加量が31〜39g/日の場合
◉積極的にミルク量を減らす必要はありません◉
①ミルクを飲む時に休みがちになる場合は、飲み残しがあっても気にせず、授乳は終了して構いません。
②実際ミルクを調整する時は、まずは1日20〜40ml程度減らしてみましょう。
➜まずは、飲み残しの多い時間帯のミルク量を減らすのがオススメ。
増加量が40〜49g/日の場合
◉母乳だけの時間が作りやすくなります◉
①母乳を飲んで落ち着いた様子が見られたら、ミルクは足さずに様子をみましょう
➜2時間前後空けば、母乳だけで足りていると判断できます

②実際にミルクを調整する時は、まずは1日40〜80ml程度から減らしてみましょう。
➜1回分を減らすか、飲み残しの多い時間帯などに何回かに分けて、1回分のミルク量を少しずつ減らすのも◎
増加量が50g〜/日の場合
◉母乳だけで足りている時間帯がグンと増えています◉
①毎回母乳の後にミルクを足していた場合、可能なら夜中や午前中など、比較的母乳の分泌が良い時間帯から母乳のみに切り替えてみましょう。
②実際にミルクを減らす時は、まず1日100ml程度から減らてみましょう。
➜1日減らす量を、飲み残しの多い時間帯に何回かに分量して、1回分のミルク量から少しずつ差し引いて減らしていくのも◎
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◉減らすミルク量は、だいたいの目安です。母乳量は、まだまだ変化します。まずは、この目安量を基準にしながら、ミルクの調整を進めてみて下さいね。
◉この時期の体重コントロールはとても大切です。ミルク量の減らし方のコツは、“一気に減らすのではなく、無理なく少しずつ”です

◉1ヶ月健診から乳児健診までは時間がありますので、ミルク量の調整を始めて3週間前後を目安に、赤ちゃんの体重測定をして体重増加量を確認されることをオススメします。
(お住まいの地域の赤ちゃん訪問や、育児相談、助産院などの利用もオススメです。)