スーパーマリン シミター(1:144)ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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Supermarine Scimitar F.1

イギリス海軍 艦上戦闘攻撃機 スーパーマリン シミター

(scissors and Planes 4709) 1:144

 

イギリスの初期のジェット機で続けているここ最近

前回のホーカー シーホークに続いてその後継機のスーパーマリン シミターを作成しました

前々任のアタッカーと前任のシーホークと並べて

保守的なデザインだったシーホークから進化して

後退翼を備え、エリアルール(胴体のくびれ)も採用した近代的なデザイン

エンジンも双発となり、戦闘のみならず地上攻撃や偵察も想定した戦闘攻撃機として

完成しました

 

シミター(曲刀)の名前が体を表しているような緩やかな曲線で構成された優美な機体

限定的ながらイギリスの艦上機としては初めて音速を超え

核兵器の搭載が可能と言う面でも初めての艦上機です

 

一方で攻撃機としては本格的な低空進入能力をもつ艦上攻撃機・ブラックバーン バッカニアが

同時期に順調に完成間近で控えており、戦闘機としても諸般の事情から海軍での採用が決まった

全天候戦闘機・デハビランド シーヴィクセンが配備を待つ状態

中途半端な戦闘攻撃機シミターはそれらの配備までの繋ぎに過ぎずその生産数は90機に満ちませんでした

 

第二次大戦中、名機スピットファイアをもってイギリスの空を救った

スーパーマリンのブランドですが戦後の技術革新と軍縮の流れの中かつての勢いを失い

他の多くの(そして同様に疲弊した)イギリスの航空機メーカーと合併

合併企業 ブリティッシュ・エアクラフト・コーポレーション(BAC)へと名前を変えます

シミターはそんなスーパーマリンの社名を冠する最後の戦闘機でした

 

 

型紙はお馴染みscissors and Planes

丸く開口したサイドインテークを備えた機首は

同社のアタッカー譲りでしょうか

インテーク部の機首側、切り欠きのある部分は丸めてから切り欠き部分を

切り取るのが安定ですね

切り欠きにインテーク側の部品を差し込んで機首の形に

くびれのあるボディ

なだらかに左右のノズルとテイルブームへと形が変わっていく後半部

ここは形が上手く整えられなかったので

次回作ることがあったら組み立て順とかを見直したい所ですね

尾翼を取り付け

主翼はいつも通りに針金で補強

士の字になりました

着陸脚を作って

シミター完成です

ノズル周りがちょっと難しかったモデルです

機会があったら別のバリエーション機などで再挑戦してみたいですね