MarkV戦車 A7V戦車 フランス1918ジオラマ(1:144)ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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France1918 MarkV vs A7V
(Bestpapermodels) 1:144
フランス1918ジオラマセット

 

4月は第一次世界大戦の航空機を作ってきましたので

その続きで第一次世界大戦の陸上兵器を作りました

 

以前からちょこちょこ作っているBestpapermodelsのジオラマセットのキットより

"FRANCE1918"を1:144スケールで製作

 

小振りな塹壕のジオラマベースと、第一次世界大戦中にドイツが投入した

A7V戦車、イギリスのマークⅤ戦車がセットとなっているキットです

 

ジオラマベースはちょっと小さめ+塹壕が走っている+塹壕両側は傾斜している構造で

割と大きい両戦車の配置にはちょっと窮屈

 

塹壕を乗り越えるマークV戦車

ちなみに塹壕や鉄条網が敷かれた戦場を突破するために誕生し

第一次世界大戦で初めて投入された戦車ですが、この時点ではまだ心理的なインパクトは

あったものも遅い速度、攻撃で破壊されるより先に壊れる車両の方が多かった信頼性の低さなどから

戦局に与えた影響は僅かなものだったと言われます

 

航空機同様にまだ未発達、手探りで作られていた頃の戦車は

現代や第二次大戦の物と違った面白さがありますね

 

 

というわけで製作キットはBestpapermodelsさんより販売されている

「FRANCE1918」というセットモデル

原寸では鉄道模型のHOスケール(1:87)ですが1:144に縮小して印刷しました

キットの方はBestpapermodelsさんの公式オンラインショップで購入したデジタル版ですが

最近見たらこの辺の小スケールモデルは販売モデルからなくなっていました、まだ買っていないアイテムも

あったのでやや残念

 

ジオラマベースの製作から

用紙を組み合わせて立体的な丘と塹壕を組み立て

塹壕の壁を貼り付けて

そのままだとヨレヨレなので厚紙に貼り付けて土台に

膨らんでいる丘部分もキットのままでは補強が無いので

潰れないように内部に仕切りを入れておきました

ジオラマの他の小物は後で作るとして

ベース部分は出来上がり

 

ドイツのA7V戦車を作ります

 

イギリスのマークⅠ戦車の戦争投入を受けてドイツが開発した戦車

 

いかにも戦車なイギリスの菱形戦車に比べると

シャーシの上に戦闘室が乗ってるだけ、と言った感がある外見

 

イギリスが第一次大戦中に最初に投入したマークⅠから

戦争後期には既に大幅に改善されたマークⅤやホイペット巡航戦車を投入していたのに対して

A7Vの投入は20両ほど、戦争末期の僅かな期間のみの活躍でした

 

足回りを作り

このメーカーの小スケールモデルでは標準的な

履帯や転輪がテクスチャで表現されている箱型の足回り

砲や機銃などの小物を付けて

A7V戦車が完成

 

 

続いてイギリスのマークⅤ戦車

イギリスが最初に戦場に投入したマークⅠ戦車は

心理的なインパクトはともかく兵器としては性能でも信頼性や乗員の居住性でも劣悪なものでしたが

戦時中に随時改良を重ねられてマークⅠのデビューから2年後に登場したのが

菱形戦車の改良の集大成と言えるマークⅤでした

 

最初から戦車用に設計されたエンジンとトランスミッションの改善により

大きな補助輪が無ければスムーズな方向転換が出来ずエンジンの操作だけで4名の乗員が必要だったマークⅠから

一人の乗員で操縦できるようになりその分機銃手が増えて攻撃力も上がった革新的な改良型だったようです

 

A7Vとはまた別の形で現代の戦車とは異なる姿

 

こちらは履帯が別パーツになっている事と転輪が殆ど露出しない外見なので

省略された箱型構造の足回りでもあまり違和感は有りませんね

 

こちらも機銃とかの小物を取り付け

非可動ですが車体上面に腕木信号機が付いているのが時代を感じて面白いですね

 

と言う訳でマークⅤも完成

 

ジオラマの小物を作ります

樽と弾薬箱?と何かの車輪

木目のテクスチャ部品は厚紙に貼って細かく切って木材にします

ジオラマ上に配置、こういうのを置いて行くのも楽しいですね

とは言え雰囲気で適当に置いているので

ちゃんとらしさを出そうと思うともっと当時の事を調べないといけない…と資料沼の入り口に

 

と言う訳で5月最初の完成でした