McDonnell Douglas A-12 Avenger(scissors and Planes 405)
マクダネルダグラス A-12 アベンジャーⅡ艦上攻撃機
1:144スケール ペーパークラフト
前回のX-47からアメリカ海軍のステルス艦上攻撃機で繋がってA-12アベンジャーⅡを製作です
前回のX-47が2010年代の計画なのに対して
こちらは大分遡り1990年代、世界初の実用軍用ステルス機だったF-117ステルス戦闘機の
(一応の)実用化を受けてアメリカ海軍で開発が始まった機体でした
見ての通りのド三角な機体、運動性やエンジンの効率よりもステルス性に特化した形態は
開発の引き金になったF-117と同様です
元より最先端の技術の結晶であるステルス機、さらに艦上攻撃機に求められる
兵装搭載量や翼の折り畳み機能、空母への離着艦に耐えうる強度…など諸々の仕様を盛り込まれた
A-12は想定される機体サイズが大型・重量化していき調達可能な機数は削減方向に見直され
その穴埋めとして空軍にも売り込めるように再設計される事となり更に開発が遅延…
と雪だるま式に開発費が増大してしまった当機の開発計画は1991年にキャンセルされ
当時で30億ドル以上の開発費を投られたA-12の開発は形に残った物は数機の実物大模型のみと言う
燦々たる結果に終わります
実機という成果物には至りませんでしたが
当機の開発を経て研究されたステルス技術や全翼機の設計は
今日の航空機設計の礎になっている…かも、という点でX-47のご先祖ともいえる機体です
X-47も大概シンプルな型紙でしたがこちらも輪をかけてシンプルなA-12の型紙
胴体はほぼ1パーツと言う構造です
scissors and Planesシリーズのモデルの中でも古い設計のモデルらしく
インテークが開口していない、ランディングギアが再現されていない等より簡素な造り
着陸脚に関しては今回は別モデルからコピーして追加します
胴体の中に入れる補強部品を作り
補強部品を組み込んで胴体を閉じて
キャノピーを取り付ければもう機体は完成
着陸脚もサクッと取り付けて
製作自体はあっという間なA-12でした