マットアロー1号(DAICON FILM版) 1:144 ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

ハイパーペーパートイ 「マットアロー1号」

(DAICON FILM版)1/72→1/144スケール縮小

 

広島旅行を間に挟んだ為ペーパークラフトの完成は暫くぶりですが

最近はこんなものを作っていました

「帰ってきたウルトラマン」に登場する特撮メカ・マットアロー1号

と言ってもテレビで放送された「帰ってきたウルトラマン」でもそれに登場する

マットアロー1号でもなく大阪芸大の同人映画撮影サークル「DAICON FILM」が

自主制作したフィルムに登場するモノ

 

特撮、あるいはアニメ趣味の方はご存じの人も多いかと思いますが

この大阪芸大の映画サークルに所属していたメンバーが庵野秀明監督を

筆頭に後の特撮、アニメ界に進出し業界で名を挙げた錚々たる顔ぶれであり

アニメスタジオ・ガイナックスの前身となったサークルでした

 

そんなDAICON FILMが国内のSF大会向けに自費撮影した

同人映画「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」に

登場するメカが今回のモデル、無版権の同人作品に登場するメカという性質上当然

作品ともども円谷プロの公式商品としての登場はあり得ない存在だったわけですが

庵野監督が特撮ジャンルで大きな活躍を見せた昨今

その庵野監督の活動の第一歩的な存在としてDAICON FILMの映像作品や

登場メカも円谷許諾の作品として公式流通するようになりました

さて出自がややこしい為前置きが長くなりましたが

このマットアロー1号、上記のような背景とは別に

ペーパークラフト趣味をしているとちょくちょく名前を聞く存在でした

特撮映画に登場するメカ、という事は当時は撮影用のミニチュアが

あったのですが(当然当時にCG合成なんてものは無く)

これが予算の都合で紙で作られていた…というのが有名な話

元ネタからしてペーパークラフトなのでした

 

 

キットとしては今回の物は円谷及びDAICONFILM公式のアイテムとして

発売された物で設計者も当時の製作者である造型師・三枝徹氏によるもので

由緒正しい(?)公式キットです

 

機体中央のオプションコンテナは着脱式で

このモデルにはマーキング違いの物が2種類付属

同時発売のマットジャイロにも別のコンテナが4種付属しています

 

 

キットのスケールは航空機モデルの標準で1/72スケール

今回は自分のコレクションにあわせて取り込みの上で1/144へと

縮小印刷したものを製作しています

「ウルトラ」繋がりで同スケールのF-107と並べて

特撮メカの割には結構小柄ですね

 

 

型紙はA4用紙で4枚

今回は50%縮小したので丁度A4一枚に収まるボリューム

 

全体的に直線で構成されている特撮メカ、という事で

普段作るような実在機とは製作感が大分違って戸惑う部分も

箱型の部品に箱型の部品を貼り合わせていくような製作工程

まずは胴体部分が完成

1980年位の同人フィルムのメカとは思えないデザイン

当時の庵野監督によるデザインだったそうです

 

尾翼を作成、

厚みがあってノズルが付いているのがいかにもSF的

 

厚みのある尾翼の上に補助翼と後ろにノズルを追加

機体後方のノズルも設置

 

機体下面にもノズルらしい部品と補助翼

ようやく主翼に取り掛かり

主翼後方にも補助翼

機体の全体像が見えてきました

着陸脚はキットの部品はカキワリ状であまり見栄えが良くなかったので

キットの部品をテンプレートにワイヤーで自作

 

飛行姿勢用のスタンドも付属しているのですが今回は未作成です

 

最後にオプションコンテナを

やや複雑な形状ですが基本的には箱組

2種付属しますがテクスチャ違いの同型なので組み立て方は共通でした

 

と言う訳で完成

旅行による中断を除けば大体2~3日ほどで完成しました

最近は戦車続きだったので久しぶりのヒロイックなメカで新鮮でしたね

このまま続いて一緒に購入したマットジャイロも作っていこうと思います