満州飛行機 キ98戦闘機 (1:144)ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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Manshu Ki-98 (AB Papercraft)

満州飛行機 キ98 戦闘機(計画のみ)  1:144スケールペーパークラフト

 

今日は天気が良かったので

お昼ごろにちょっと散歩と鶴舞公園に行ったら

コスプレイベントで大賑わいでした、力の入った衣装揃いで楽しげでしたが

なかなかオッサンには陽の気が強くて気後れしてしまいますね。

 

今回製作は日本陸軍が開発していた戦闘機キ98

設計・製作は満州国に設立された航空機メーカー満州飛行機

主に既存機の改良や外部設計の航空機の生産を行っていた満州飛行機としては

初の自社設計となる戦闘機でした

 

陸軍による開発指示時点では99式襲撃機の後継機となる地上攻撃用の機体でしたが

本土空襲の危機が濃厚になるに伴い高高度迎撃用の戦闘機として仕様変更

 

とは言え満州飛行機の能力的にも要求された機体の規模的にも

キ98その物を実用的な戦闘機として採用する為というよりは

この様なエンジンと武装の配置方法についての検証用という性質が強かったようです

 

 

特徴的な推進式のエンジン配置とブーム式の双胴型胴体

キ98に先立って海軍で計画されていた戦闘機・閃電も同様の機体形状

中翼でずんぐりした胴体の閃電に対してキ98は低翼で細身の胴体と
ややスマートな印象で一回り小型

 

一見奇抜な機体ですが実はキ98が計画着手した1943年時点で

既にスウェーデンで同じ機体構成のサーブ21が初飛行、

こちらは終戦までに300機近くが生産された実用機

戦後はジェットエンジン換装型も製造される等

推進式エンジン配置のメリットが活きた機体でした

(サーブ21)

 

閃電、キ98共に戦局の悪化に伴い開発計画は停止、

計画のみの閃電に対しキ98は胴体等の試作まで開発は進んでいましたが

試作機の完成を待たずして戦争は終結、鹵獲阻止のために設計資料と共に

試作された部品も焼却処分されたようです


計画機仲間でキ93襲撃機とツーショット

 

 

今回製作したモデルはecardmodelsで販売されている

AB Papercraftさんという設計者のモデル

初めて作る設計者様のモデルですが

スケール感や部品の構成は普段作っているScissors & Planesのモデルに近い印象ですね

 

ついでに推進式エンジンとブーム式双胴とういう機体構成は

何機か作っているデハビランドバンパイアと同じですね

胴体から作っていきます

 

主翼の部品は左右一枚の物に胴体を載せる構造ですが

ブームを付ける時の作業のしやすさ等を考えると

中心で切断してしまった方が良さそうですね

主翼にブームを取り付けてから胴体に接着

垂直尾翼と水平尾翼を取り付け

挟み込む形の水平尾翼は取り付け時に位置がずれないように

針金でジョイント

お腹の吸気口を取り付け

大きな前脚のハッチは操縦席への搭乗口を兼ねていたそうです

着陸脚を作ります

機首とブームがそれぞれ主翼の上下についているので

足の長さは前後で大きく違います、前脚が長すぎてちょっと不安

最後にプロペラを付けて完成です

同期の閃電と似た機体で名前を上げたサーブ21なんかもいずれ作ってみたいですね

サーブ21は心当たりがありますが閃電はカードモデル自体を見た事ないですが…