陸軍航空技術研究所 キ93 試作襲撃機(1:144) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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Rikugun Ki-93

陸軍航空技術研究所 キ93 試作襲撃機

(Scissors and Planes 3075) 1:144 ペーパークラフト

 

前回の一〇〇式司偵から一週間ほど開いてしまいました

相変わらず一日の作業時間が減り気味です、

まあ趣味以外にもする事がある事自体は悪い事とも言えないのですが

一〇〇式司偵から引き続いて日本帝国陸軍の双発機、キ93です

 

制式名(xx式)ではなく通しの機体番号(キ)から判るように試作止まりの機体

傑作機だった九九式襲撃機の後継機として

陸軍航空技術研究所で開発された機体…ですが

同時に川崎航空機にも同様の九九式襲撃機後継機の開発が

指示されていたため、当機は研究用の試作機としての性質が強かったようです

 

 

前方に寄った配置の操縦席や段付きテーパーの直線的な主翼

6枚翅のプロペラなど既存の日本機とはやや異質なシルエット

 

膨らんだ腹部に大口径の57mm機関砲を搭載する等

対戦車戦に重点を置いた攻撃機でした

とはいえ試作機が完成したのは1945年と戦争末期も末期

 

試作機の初飛行において着陸時に主脚とプロペラを破損する

事故を起こした当機は既に常態的に空襲に晒される日本本土において

修理もままならず再び飛び立てないまま終戦を迎えました

 

前回作った一〇〇式司偵と

一回り大きい事もありますが全体的に滑らかな流線形の

一〇〇式司偵と比べると割と武骨な印象です

 

 

という訳でマイナーな陸軍の試作機キ93

いつも通りのScissors and Planesシリーズの型紙です

 

前述通り一〇〇式司偵に比べると武骨なシルエット、かつ

一回り大きい機体という事でペーパークラフトとして作る分には逆に

難易度が低いとも言えます

 

胴体の分割も一〇〇式司偵よりは少な目

 

とはいえ風防と腹部のガンポッドは目立つ部分、できるだけ丁寧に作ります

尾翼を取り付け

主翼を作成、胴体に付ける前にエンジンを取り付けます

一〇〇式司偵ではエンジンカウルの上下のほぼ中央を主翼が貫いていましたが

こちらはよくある主翼下面にエンジンを取り付ける構造

エンジンの取り付けの補助になるように

主翼にベロを追加しています

反対側のエンジンも

主翼の補強と位置決めに胴体に針金を通すのもいつも通り

 

主翼を取り付けたら先に作っていた腹部のガンポッドも取り付け

 

士の字になったら後は着陸脚とプロペラです

プロペラは左右6枚づつ12枚…実質研究用の機体とはいえ生産性は悪そうです

 

まずはスピナー部分

プロペラの翅、位置合わせ用に用紙の隙間に6角形を印刷しています

プロペラ完成、6枚も翅があると見た目の主張が強いですね

実際、他の航空機でも翅の多いプロペラは視界不良の原因となるケースが多いようです

 

という訳で完成

気が付けば10月ももう終盤、今月はあまり模型作れませんでしたね

暫くは無理にならないペースでボチボチ進めていきたいです