Mikoyan-Gurevich Mig-15 / S-103
(Scissors and Planes 3785)
ミコヤン・グレビッチ Mig-15 チェコスロバキア生産機 S-103
1:144 ペーパークラフト
先日作ったMig-9から後継機にして
ソ連の第一世代ジェット戦闘機の花形Mig-15へと繋げてみます
大戦中のレシプロ戦闘機と大差のないスタイルをしていた
Mig-9やYak-17に対して後退翼を備えたジェット機らしいスタイルとなりました
最も有名な活躍は朝鮮戦争でしょうか
碌な航空戦力を持たない北朝鮮を圧倒し半島北部まで進軍した連合軍ですが
中国軍(それを支援するソ連軍)の介入により一転、
投入されたMig-15は連合軍のプロペラ機は勿論その時点でのジェット戦闘機を
上回る性能を見せつけ制空権を失った連合軍は前線を大きく後退する事となります
後に連合軍も後退翼を備えたF-86セイバーを朝鮮戦争に投入
戦闘機同士の戦闘ではセイバーに後れを取る事となったMig-15ですが
セイバー以外に太刀打ちできる連合国軍機は依然なく朝鮮戦争の制空権は
南北に一進一退を繰り広げる激戦でした
今回製作したモデルはMig-15の改良型Mig-15bisの
チェコスロバキアでのライセンス生産機S-103の塗装の物
青いラインがクールです
今月作ったソ連の第一世代機と並べて
意外ですが機体の大きさはMig-15でも前身機とほぼ同じか小さい位
Mig-9とYak-17がナチスドイツのジェットエンジンのコピーを搭載していたのに対して
Mig-15以降のジェットエンジンはイギリスから輸入したエンジンのコピー
戦後、多くの技術をドイツから接収したソ連ですが元から立ち遅れていたジェットエンジン分野では
ドイツのエンジン技術を活かす事が出来ず、イギリスのエンジンのコピーに頼る事となりました
というわけで製作モデルはいつものScissors and Planesの型紙です
今月作ったYak-25では無塗装銀の機体の表現が上手くいかなかったので
それに対する試行も兼ねて少し暗めにしたグレーの機体色に
パネルごとに少し明るさや方向を変えたハイライト、というレタッチ
真っ白になってしまったYak-25よりはいい感じでしょうか
エンジン位置が特徴的だった前身に比べれば
オーソドックスな形態なので製作はサクサクと進みます
37mm機関砲1門と23mm機関砲2門という武装はMig-9から変わらず
流石に銃口はインテークより後側になりました
胴体が出来たので尾翼、主翼と作ります
士の字が出来たら後は着陸脚とアンテナ類を付けて完成
今月もあっという間に月末です
簡単そうなのをあと1機くらい作れるでしょうか