Mig-9 Fargo China (Scissors and Planes 1539)
ミコヤン・グレビッチ Mig-9 「ファーゴ」 中国空軍機 1:144 ペーパークラフト
地味に続いている今月の東側戦闘機つながり
前回のSu-27フランカーはボリュームが大きかったので
次は小さい戦闘機
ソビエト連邦最初期のジェット戦闘機Mig-9
NATOのコードネームは「ファーゴ」でした
先日作ったYak-17の前身Yak-15とはほぼ同期
政治的理由からMig-9の方が初飛行に成功したとされました
レシプロ戦闘機Yak-3をベースにジェット化したYak-15とは異なり
ジェット機として最初から設計されていますがまだ後退翼は備えておらず
レシプロ戦闘機とは大差のないスタイルです
特徴的なのはインテーク内にマウントされた37mm機関砲と
機首下側の23mm機関砲二門、機首前方に長く伸びた銃身がユニークですが
この配置により機銃の排煙をエンジンに吸い込みエンジン故障を誘発するという
致命的な欠陥を抱えてしまいました
後に武装配置を見直した試作機も検討されましたが
既に新型機のMig-15が完成し、しかも優秀な性能を発揮していた事があり
Mig-9は早々に一線を退く事となりました
今回は中国空軍の機体を作成、Yak-15/17が主に東欧諸国に輸出されたのに対して
Mig-9は中国・北朝鮮に輸出されていたようです
型紙はEcardmodelで購入したScissors and Planesシリーズのもの
Su-27がA4全面を使ってギリギリだったのに対して
紙面の1/4程で収まる小さな機体です
実はMig-9の製作は二回目
前回はエンジン部からテイルブーム辺りの構造に苦戦したので
リベンジも兼ねています、前回作ったMig-9Lも再挑戦したいですね
腹部に双発エンジンを備えた構造がユニークです
前回強度不足だったノズル基部は余白を後方に折って強度確保
因みに搭載エンジンはナチスドイツから接収したBMW003ジェットエンジンのコピー版
ドイツではHe162に搭載されたエンジンでした
胴体が出来たら尾翼、主翼と付けていきます
着陸脚はやや短めで重心が低めの地上姿勢
最後にアンテナを付けて完成です
気が付けばもう5月も終盤です
今週末はトップガンを見に行く予定
来月は影響受けたモノでも作ってるかもしれませんね