DeHavilland DH.89M (Scissors and Planes:Rata's Recolours)
デ・ハビランド ドラゴンラピード 輸送機 1:144 ペーパークラフト
今月に入ってからは面白飛行機が続いていたので
気分を変えて渋めな機体
イギリス デ・ハビランド社製造の旅客機DH.89ドラゴンラピード
Mが付いた軍用型です
1930年代、第二次世界大戦間近の戦間期の機体ながら
木製胴体に羽布張りの複葉と言う保守的な機体構造でしたが
耐久性に優れ操縦性も良かった事から同時期の旅客機の中でも
特に商業的に成功した機体となりました
優れた操縦性から軍用としてもイギリス軍が練習機や連絡機として
また、輸出用の軍用モデルがスペインなどに輸出されました
今回製作したのはその軍用モデルのスペイン軍仕様機
旅客機然したスタイルと暗めの明細塗装が面白いコントラストです
戦争を経て1950年代後半までながく活躍した旅客機でした
機会があったら華やかな塗装の民間旅客機型も作ってみたいですね
製作モデルはいつものScissors and Planesシリーズより
作者本人のラインナップではなくRata氏によるリカラーモデルです
輪切りではなく箱型の展開の胴体
複葉機ではありますが航空機の設計も洗練されてる時期の機体なので
テーパーの付いたスマートな翼が特徴的です
まずは下翼から
下翼にマウントされているエンジンを作ります
引込み脚ではなくエンジンから固定脚のスパッツが生えているのも特徴的
露出する脚柱がないので作る分には作業が減って有難い
続いて上翼
翼間の支柱の強度や精度の確保が難しくなることがある複葉機ですが
この機体の場合は上翼がしっかり胴体に付いているので支柱の処理は易しかったですね
残りの部品を片付けます
銃座のリングは針金で作製
細かい部品を付ける前に主要部分だけ簡単に張り線
このスケールのペーパークラフトなので本当にテンション掛けると
翼が折れてしまうので適当な長さの線を支柱間にはめ込んでいるだけですが
大スケールの複葉機でびっしりと張り線されているモデルとかは憧れますね
プロペラ等を取り付けて完成
複葉双発機としては作り易いモデルだったでしょうか
この時代の旅客機/輸送機も面白いですね