ハインケル ラルケ 垂直離着陸機 (1:144) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

ladder-23のペーパークラフトとか日記

模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Heinkel Lerche (Kampfflieger card models) 1:144

ハインケル ラルケ 垂直離着陸機(ペーパープラン) ペーパークラフト

 

暖かくなってきたのでそろそろ出かける回数を増やそう、

なんて前回言っていたのですが今週末はまた寒波がやってきて雪予報

春はまだ遠そうです

 

さて、2月の1点目はイロモノよりで

ナチスドイツの計画機からハインケル ラルケ(Lerche)攻撃機です

 

だいたい何でもアリというか模型メーカーがシレっと架空機を混ぜても

バレないようなカオスな界隈であるナチスドイツのペーパープラン

当機も例に漏れず奇抜な外観の航空機です

 

機首を上に向けてまっすぐ上昇して離陸するいわゆるテイルシッター方式の垂直離着陸機

独特なのは離陸方式だけでなく胴体中央に配置された二重反転プロペラを

ダクト状の主翼で覆うユニークな機体構造が計画されていました

ダクトとプロペラだけ見るとホバークラフトの推進機のような理解の及ぶ構造ですが

それが飛行機になってしまうとやはり奇抜な印象ですね

離陸はともかく着陸時のパイロット姿勢に無理があるテイルシッター方式

戦後のVTOL機開発でも早々に見限られてしまった方式ですが

現代でスペースXなどの宇宙ロケットの試作機が上向いたまま器用に着陸するのをみると

現代の飛行制御技術なら意外とこんな機体も飛ばせるのかもしれませんね

 

ちなみにwikipediaとかミリタリー情報サイトとか見ると

この機体の用途は対地攻撃機、爆弾倉があるようにも見えませんし

円筒型の主翼の外側に爆弾やロケット弾を並べるのも使いにくそう

どんな運用を想定していたのか不思議ですね

どちらかと言うと実機運用エピソードや開発小話なんかの背景がある機体が
好みなので普段はあまりペーパープラン機に手が伸びないのですが
時には変わり種も面白いですね
 
 
 
今回製作モデルはいつものScissors and Planesシリーズではなく
Kampfflieger card models様より1:48モデルを1:144縮小して印刷
大き目のスケールからの縮小なので組み立て時は一部パーツを省略したり
予め簡略化した部品を用意したりしています
因みにTwitterの方でVTOL機模型のハッシュタグイベントがあり
そちらに影響されたアイテム選択、慣れない構造の機体で
ちゃんと作れるか自信がなかったのでノーエントリーですが
 
胴体だけなら普通の葉巻型
プロペラが回せる加工なんかも面白そうですが
今回は固定で作りました
 
排気管や機銃の膨らみを取り付け
どちらも元の型紙では複数パーツに分割した構造ですが
一体化させた簡易部品を作って代用です
 
尾翼を取り付け
 
胴体前後の吸気口を作成
取り入れ口のリング状の部品は縮小で細くなり過ぎたので省略です
 
特徴的なダクト型の主翼、円筒ではなく
9つの面パーツに分かれた多角形のようです
補強は型紙の部品ではなく型紙にあわせて曲げた針金を使用
航空機模型でこんな形の部品作る機会もそうそうないですね、多分
 
普段は最後に作ることが多いプロペラですが
当機はダクトの内側になってしまうので先に取り付けます
 
水平翼?もプロペラを挟んで前後に分かれている不思議な形状
 
後方部分を取り付け
ダクトとプロペラを挟んで前方部を取り付け
最後に着陸脚を作製
オフィスチェアのキャスターのような足
 
コレを地上で搬送したらおそらく
撃墜される前に地上で倒れて壊れる方が多そうですね
と言う訳で完成でした
不思議な形状は慣れませんが型紙の出来は良く
作り易いモデルでしたね