デハビランド スワロー 1:144 ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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DH108 Swallow (Scissors and Planes 1021) 1:144 

デ・ハビランド スワロー高速飛行試験機 ペーパークラフト

 

ヴェノムに続いてヴァンパイアの派生機つながりで選択

ヴァンパイアの胴体を流用し後退翼を備えた実験機、スワローです

 

ジェット機においてもプロペラ機同様の直線翼が主流だった当時

高速飛行に適性を持つ事が期待されていた後退翼の特性を試験する為に

製作された機体でした

 

 

 

後退翼以上に水平尾翼を持たない無尾翼機である事が目を引きます
デ・ハビランド社は当時開発中だったジェット旅客機「コメット」においても
無尾翼機案を有力候補として設計するなど無尾翼機に力を入れていました

 

スワローは想定通りの高速性能を発揮し

降下飛行中の音速突破などの実績を上げた一方で

高速飛行に対する強度不足による空中分解

コントロールの喪失による墜落など、実績と同時に様々な課題を

機体、そしてパイロットの犠牲をもって実証しました

先述のジェット旅客機コメットの設計もこれらの事故を経て

緩やかな後退翼と通常の尾翼を持つ堅実な設計へと切り替えられましたが

後に完成したコメット旅客機はまた別の理由で事故を多発し

その調査結果は旅客機設計における大きな教訓となりました

 

今日の旅客機が安全なのもこのような黎明期の経験が土台にあってこそですね

 

 

さて、機体の背景としては結構重い機体ですが

モデルとしては主翼が後退翼で尻尾のないヴァンパイア

日曜の午後を使ってサクッと作りました

 

部品点数も少ないので一気にカットして作ってしまいます

キャノピーはもう少し流線形に近いシルエットだったようですねここは失敗

 

胴体に主翼が付けばもうほぼ完成

 

着陸脚を付けて完成です

 

ヴァンパイア型の製作に慣れたのもあって製作時間は短めでした

実機は銀一色なので銀色表現とキャノピーの組立ミスのリベンジをいつかしてみるのも良いですね