ノースロップ N9M実験機 (1:144) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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Northrop N9M (Scissors and Planes 367)

ノースロップN9M全翼実験機 1:144スケール ペーパークラフト

 

世間様と1週ズレた今年の夏季休暇も今日で終わり

天候には恵まれませんでしたがそれなりに満喫できたでしょうか

来週は雨は止むようですがまた暑さがぶり返しそうです、秋はまだ遠そう

 

 

さて今回作成は前回に引き続いて実験機、
米国ノースロップ社のN9M全翼実験機です
見ての通りの無尾翼全翼機、ラディカルなデザインですが初飛行は1942年と
太平洋戦争の最中です
 
ドイツにおいてリピッシュ博士がそうだったように
アメリカではノースロップ社が全翼機の開発に力を注いでいました
アメリカ陸軍より大西洋を横断可能な爆撃機の設計要求が提示された際
ノースロップ社は全幅50m以上となる巨大全翼機による実現案を提出
アメリカ陸軍の関心を買ったこのプランはB-35爆撃機として開発がスタートします
 
このN9MはB-35に先立ってデータを収集するために製造された
約1/3サイズの実験機でした
 
昔作った1/400スケールのB-35爆撃機と
B-35(1/400)とその1/3サイズN9M(1/144)でほぼほぼ同じような大きさです
翼形状やエンジン設置方法等もほぼ同じ
 
1942年には初飛行に成功したN9Mですが
同時代の無尾翼機同様、操縦性には問題があり1号機は墜落で喪失
B-35の量産も見送られるなど、この時代では大きな成果に至りませんでしたが

ノースロップが研究をつづけた全翼機への夢は

約50年後、完全コンピューター制御で飛行するステルス爆撃機B-2で果たされる事になりました
 
 
製作モデルはScissors and Planesシリーズのモデルでも初期の№のモデルの為
着陸脚のない型紙なので前回のゲッピンゲン同様に着陸脚と脚カバーを
適当に型紙に追加してから印刷
 
現実の全翼機のセールスポイントがそうであるように
部品が少なくてシンプルな構造、胴体は左右2パーツで完成します
 
胴体が出来たらエンジンと空気取り入れ口
 
着陸脚はネットで見つけた同機の側面図から
タイヤの大きさと脚の長さを決めて別モデルの物をサイズ調整して転用
 
最後にプロペラを付けて完成です
 
と言う訳で見た目は奇抜ですが作る分にはシンプルな全翼機でした
B-35(B-49)やB-2なんかも作りたいですが如何せん大きい…