Göppingen Gö-9 (Scissors and Planes 220)
シェンプ=ヒルト ゲッピンゲン Gö 9 実験機 1:144 ペーパークラフト
相変わらずの降ったり晴れたりの不安定な天候です
一日くらいはずっと晴れてる日があると良いのですが
ここ最近は優等生なスタイルの練習機ばかり作っていたので
気分転換にイロモノです
大戦中のドイツの実験機、ゲッピンゲン Gö 9
機尾に推進式のプロペラを配置した小さな機体です
飛行艇などの設計で知られるドルニエ技師は高速のプロペラ機を開発する
為に空気抵抗の大きいプロペラを機体前後に配置する事で正面面積を
削減するアイデアを考案します
しかし単純に後部プロペラを駆動させるために機尾にエンジンを搭載しては
重心が後方に偏るため、エンジンは前方に配置しながら機尾のプロペラを
駆動させる必要がありました
そのため、エンジンから延長軸を経由して機尾のプロペラを駆動させる機構の
検証のために製造されたのが当機です
この機体が飛行に成功したことで
より本格的な機体前後にプロペラを配置した双発機、
いわゆる串形配置の高速戦闘爆撃機ドルニエDo335プファイルの製造に繋がっていきます
この機体自体は実験機と言う事もあって全木製で非常に小型
単発戦闘機としては小さい方のBf109と比較してもさらに小さい機体です
小さな機体なのでモデルもシンプル
1:144に縮小するとA4用紙の1/3ほどに収まります
元の型紙は着陸脚が付属しない飛行状態のものですが
今回は適当な別モデルから脚部品を転用して着陸状態で作製します
部品を切り取るとさらに小さい…
胴体を組み立てると爪楊枝よりちょっと太い程度です
のちのDo335にも引き継がれる十字型の尾翼
主翼
小さな実験機ながらちゃんと引込み脚です
適当な流用なのでディティール的に正しいかは判らない…まぁ気分です
部品数も少なかったので3時間ほどで完成
小さい飛行機はいいですね、簡単に作れるし完成しても場所をとらないし
折角実験機を作ったのでDo335の方もいずれ作りたいですね