自閉症スペクトラムの窓 -11ページ目

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。朝晩吹く風が、少し涼しさを運んでいます。夜になると、草むらから、虫の音も聞こえてくるようになりました。秋が、確実に、近づいてきています。

 

新学期が来週から、始まる学校も多いようです。夏休みの間、家で家族とだけ過ごしていたので、新学期に不安を感じて、学校に行きたいくないといっていると、小学1年生のお母さんから相談がありました。

 

全部のお子さんに当てはまる訳ではないと思うのですが、親が出来ることを伝えました。

 

新1年生ということは、まだ小学校生活に慣れていないので、2学期に何が学校であるか、見通しが立っていないということです。分からないことは、不安なのです。

 

なので、2学期にある学校行事(運動会・遠足等)の説明や、授業の進み具合、例えば、国語で漢字をならうよとか、理科であさがおの種を数える与等、子どもが理解できる範囲でいいので、伝えてみましょう。

 

その時、「お母さん、○○君の好きな唐揚げ弁当着く使らね。遠足、楽しみだね」とか、「山って漢字習ったら、自分の名前漢字で書けるね」など、前向きに、楽しい学びが待っていることを、伝えるといいです。

 

また、初めての夏休みの宿題も不安の原因かもしれません。お子さん任せにしていると、実は、全部終わっていない。やってあっても、これでいいのか、完璧でないので納得がいっていない等、親が思う以上に、子どもが心配している場合があります。

 

一度、宿題を点検して、やってない物があれば、親が手伝い終わらせる。もしくは、「全部出来なかったことを親が了解している」と、先生に連絡帳や手紙に書いて、準備する。だから、宿題をやっていかなくても大丈夫なことを、子どもにわかるように説明しましょう。

 

完璧でないことを気にするタイプのお子さんは、「字はちょっと汚いけど、計算は間違ってないからOK」とか「よく頑張ってポスター描いたね。色遣いがいいね」等、親の目(=大人の目)から見て、いいところがある。あなたは、頑張ったことを、お母さんは理解しているということを、言葉に出して、子どもの喜ぶ言葉で伝えましょう。

 

あとは、お母さんや兄弟の体験談などを話して、大人や他の人も不安に思う時あるということを、伝えて安心させてあげましょう。

 

「家にいる方が楽しいよね。夏休み明け、学校いくの不安だよね。お母さんも、新学期の始業式行きたくなかったよ・・・」、「あとね、みんなが日焼けして真っ黒でびっくりした。自分が、どこにも行かず真っ白でちょっと、恥ずかしかった」等、弱音や不安を人に吐き出す見本を見せるといいと思います。

 

子どもが学校から帰ってきたら、好きなこと、楽しいことを用意して、まっていることを伝えましょう。

 

「給食は、○日からだから、お昼ご飯は、○○の大好きなスパゲッティにするね」とか、「帰って来たら、イオンに買い物いこう」等。嫌なこと、勇気のいることを頑張った後に、ご褒美的なことが待っていると、見通しを立ててあげるといいと、相談のお母さんには、伝えました。

 

あとは、小1のお子さんなので、小学校の生活が初めてです。なので、不安が大きいのです。

 

小2になれば、夏休み明けると、次に、運動会や秋の遠足があるとか、3学期は、学習発表会がある、4月になればクラス替えがあると、学校行事を一通り体験して、理解していきます。

 

「それを6年生まで6回繰り返していけば、自然と学校生活に慣れていきます。なので、小学校時代は、一番落ち着く時なので、大丈夫、焦らないでお子さんの気持ちに寄り添ってあげてください」と、相談のお母さんに伝えました。来週、気持ちを切り替えて、学校に行けるといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

京急と夏の風物詩スペシャルのキャラ鉄は、着物の柄に、朝顔やあやめ、花火やスイカなどを使っています。キャラクターに合う浴衣の色に、夏といえばという柄を描き込んでいます。

 

 

多い日は、3枚絵を描くことがあります。今年の夏は、創作意欲がとても高いです。

 

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LADです。息子が、娘の引っ越し祝いに買ってあげた苺猫のぬいぐるみです。娘が、バランスとって重ねてました。かわいいです。

 

 

娘の一人暮らし10日目。実際に、1人で生活してみて、分からないこと不安な時は、電話やLINEがきています。聞いてみると、思いがけない失敗も、色々しているようです。

 

娘の特性からして、いくら言い聞かせても、本人が聞く耳をもっていないとダメです。また、最悪を予測したり、想像力を働かせて、先々困らないようにするという、見通しを立てる力もとても弱いです。

 

なので、実際に経験させて、成功体験を積んだり、逆に困らせて、自分で考えて、どうすればいいのか、身に着けてもらうという作業が必要です。

 

就職してから、働きながらのタイミングで一人暮らしするのは無理だと思うので、家から、遠くないですが、大学に近い街に引っ越ししました。

 

今なら、体調を崩して、寝込んだり、学校を休んでも、個人の問題です。なので、このタイミング、この距離感の一人暮らしは、娘にとって貴重な経験になるはずです。

 

今日の電話の相談内容。

 

しゃぶしゃぶ用の肉パック(大)が、安かったので買ったけれど、冷凍保存するときに、生がいいのか?茹ででからの方がいいのか?焼き鳥は、冷凍保存できるのか?冷凍ご飯を解答したら、芯が冷たいままで、うまく解答出来ないのはなぜか?朝、洗濯、食事の準備、化粧で1時間半かかるが、寝坊したらどうすればいいか?

 

答えられるところは、答えておきました。困ったら、いつでも相談に乗るので、遠慮なく聞いてくるよう伝えました。

 

スーパーの特売日やポイント2倍の日があること。スーパーAとスーパーBで、それぞれ扱っているものや値段が違うこと、色々発見があったようです。少しづつでいいので、生活力を身につけて行って欲しいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社の納涼祭りの「会費を、入れる封筒が欲しい」と言ってきた息子。

 

魚の絵のかいてあるポチ袋をわたしたところ、自分の名前と金額を書いて、きちっとマスキングテープで封をしていました。

 

デイサービスの集金など、色々な機会に、封筒で現金を入れて息子に渡していたので、自分でもそうしようと思ったようです。親のやっていることをよく見ていますね。これも、成長です。

 

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LADです。今日も一日いいお天気で、暑かったです。ですが、朝、息子を送り出す5時過ぎには、少し涼しい風が吹いていて、秋を感じました。以前は、朝から暑かったです。

 

 

娘が一人暮らしをするにあたり、実家の部屋を片付けて家を出るとのことだったのですが、結局片づけが終っていなくて、呼びだしをしました(それほど遠くない距離に住んでいるので、呼び戻せます)

 

本当は、実家に荷物を残して欲しくないこと、空いた娘の部屋は、他の家族が使いたいことを、きちっと説明しました。結局、片づけを手伝い、要るものいらないものの分け方を教えました。

 

就職についての話も、またしました。自分が何になりたいか分からないということから、もう少し踏み込んで、自分に合っている仕事を探すにはどうすればいいかという相談を受けました。

 

娘に、以下のようなアドバイスをしました。

 

○できる事と出来ないことの差が、すごくあるということ。能力に凸凹があるので、それが何かを、自分自身が意識して自己分析をする。

 

○親もずけずけ言って、あれをやれ、これをやれというが、それは、娘の為だということを説明。やりたくなければ、無理強いをしない。だが、会社にはいれば、やりたくない仕事、一緒にやりたくない人とでも働かないといけなくなる。

 

○バイトは、合わなかったり、無理だと思ったら辞めることが出来るので、学生のうちに、色々体験しておくのが、仕事選びにつながる。同じ職種でなく、

 

○インターシップや企業実習等を積極的に利用して、自分に合った仕事(職種)とは何かを見つけるようにする。

 

○就職課で、自分の特性や、絶対つけない仕事があることを伝えて相談にのってもらう。

 

以上のような、アドバイスをしました。娘には、納得のいく無理のない就職をしてもらいたいです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社の制服が、汗でびっちょりだったので、息子が家に帰ってきてから、水道で水洗いしてから、洗濯機に入れてくれました。

 

また、会社で服が汗臭くなるので使っていた消臭剤スプレーが無くなったといって、「新しいのを買ってください」と、ちゃんとお願いできました。

 

どちらも、息子の成長を感じるエピソードでした。

 

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