LADです。今日は、主人の頭痛が酷くて、予定をキャンセル。寒中見舞い葉書を書いたり、溜まっていた本の整理をして過ごしました。いい休暇になりました。
読みたいと思って買ってあった本をいくつか読みました。その中で、子どもの視点を解説した本「マンガでわかる!発達っ子が見ている世界」という青春出版の本が興味深ったです。新刊では、ありません。
脳科学者の茂木健一郎さん監修、ADHD当事者の元体操選手の南友介さんが著者です。「保護者が見ている世界」と、「発達っ子が感じている世界」の様々なケースを、マンガで詳しく解説しています。
診断を受けたばかりの小さい子のお母さん向けのようなのですが、発達障害のある子の子育てで、親がどう受け止め、何を指針にすればいいのかが、わかり易く説明されています。自閉症の子の見ている世界が垣間見れました。
中に出てくる、発達障害は、「治す」ものでなく、「寄り添う」ものとという言葉が、胸にささりました。
保護者は、育て方がどうかとか、治すためにどうすればいいかではなく、発達の凸凹に寄り添い、苦手をサポートし良い部分を引き出し、伸ばしていけばいいと書かれていました。息子の子育て経験から、その通りだと思いました。
20年前、自閉症の診断を受けても、息子は、息子で何もかわりませんでした。かわったのは、親の考え方や受け止め方、周りへの配慮の求め方でした。
電車を見るのが好き、回るものが好き、ポケモン指人形を並べるのが好き、水遊びが好き、言葉が出ない、いつもと違う道は歩かない、公園で遊びだしたら帰れない、物が壊れるとパニックになる等、親を悩ませる言動は沢山ありました。
息子の常識外れな行動に驚きましたが、それは、障害特性からくるものと、割り切ることができました。
人に害を加えない、迷惑にならない、自分が怪我をしない(死なない)こと以外は、好きなことには、とことん付き合ってきました。
親が、子どもの障害や特性を受け入れて、子どもの見ている世界を理解しようと歩み寄ることで、子どもは、親を信頼します。安心して日々をおくることができます。安心は、自信につながり、自己肯定感を高めます。
自己肯定感を高く持ち、毎日通う仕事場があり、自分の安全基地(家)を持つった自閉症の子は、将来的に、自分で考えて動ける大人になり、自律していきます。親亡き後を考えると、自己肯定感は、大事に育てるべきことだと思います。
【今日のいいとこ探し】
息子も、電車を見に、駅まで行くと言っていましたが、お正月疲れが出たのでしょうか「明日から仕事だから、今日は、家でのんびり体力温存!」と言って、好きなキャラ鉄の絵を描いたり、5等分の花嫁の登場する小説を書いたり、のんびり過ごしていました。
明日のことを考えて、自分の体調管理が出来るようになっていて、すごく成長を感じました。
追伸
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