LADです。ウォーキングで歩いていたら、いい匂いがして、探してみるとロウバイの花が咲いていました。蝋でできたような梅で、蝋梅だそうです。早い春を見つけました。
先日から書いている、情報量の制限という内容にもつながるのですが、自閉症の子のストレス解消についてです。
コロナで、息子が自宅待機をしていたころに書いた「子どものストレスサインを見逃さない」という、ブログを再掲載します。
子どもが辛い苦しいと思う気持ちを、外に出して発散しようとする「ストレスサイン」を見逃さないようにしようという内容です。
息子のストレスサインで一番わかりやすいのは、声が大きくなる事です。小学校の時の運動会や発表会の練習の時、中学校の苦手な先生の授業の前の日など、とにかく、独り言をはじめ、親に話しかける声も、テレビの俳優さんのセリフが聞こえなくなるほどの大声になります。
小さい頃は、水に接する時間や人と関わる時間で、ストレスの度合いがわかりました。運動会前になると、学校から帰ってきて、水風呂に入ります。親も、妹も締め出して、一人の時間を過ごします。
練習が始まったばかりの頃は、15分も入ればスッキリとして、出て来るのが、運動会近くになると、1時間近く、手の指がふやけるまで、入っていました。
運動会は、集団行動を強制され、時間割と関係なく、突然運動練習が入ります。体育ばかりなうえに、図工かと思ったら、運動会で使う花笠作りだったり、音楽と思ったら、応援歌の練習などと、変更が苦手な息子には、本当に辛い行事でした。
なので、水風呂は、邪魔をせず、クールダウンの時間と思って、好きにさせていました。習い事や宿題も、休むのもOKにしていました。それだけ疲れることを学校でしてきているのですから、家では、ゆっくりしてもらいました。
お子さんによって、ストレスサインは様々です。手の甲を齧ってしまう子や、髪の毛を抜く子、他害が出る子もいます。親に、暴言を吐いたり、暴力をふるったり、強く当たる子もいます。
とにかく、心の苦しさ(ストレス)を何とか、外へ出そうとする行動ですので、自分の子どもの「心のサイン」を見逃さないようにすることが大切です。
子どもが小さいと、自分でストレス発散はできませんので、親が、助けてあげてください。子どもが、喜ぶことをしたり、ゆっくり休めるようにしてあげるという事です。
スケジュールを詰め込まずゆったりするとか、好きなビデオやゲームをいつもより多くさせるとか、美味しいおやつを用意するとか、いっぱい甘えさせてあげるとか、その子その子で、発散方法は違うと思います。
子どもが成長するにしたがって、ストレス発散方法は違ってきます。ストレス発散を、親が提供するのでなく、自分で見つけていってもらうようにしましょう。
息子は、疲れたり、ストレスが溜まると、自分の好きな音楽を聞いたり、録画したテレビ番組をみます。YouTubeで、飛行機のファーストクラスの映像をみながら、寝たりします。
それらをすることで、気持ちが落ち着くそうです(本人がそう言っていました)また、コンビニで、「自分にご褒美」と言って、ちょっとお高めスイーツを買ってきて食べることもあります。
「こうすると、楽になるよね」、「こうすると気持ちが安らぐよね」と、その子のストレス発散になるものを親子で探して、子どもに理解してもらいましょう。
将来的には、親の手助けなく、本人が自分でストレス発散できるようになると、生きやすくなります。
【今日のいいとこ探し】
今朝は、自分で昨日会社帰りに買ってきた朝ごはんを、レンジでチンして温めて、食べていました。
冷凍フライドポテトを、オーブントースターで温めたり、スープのお湯も沸かしていました。買ったものではありますが、朝食は、一人で済ませられるようになっています。
これも、自律への一歩です。
追伸
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