知的障害者に不妊掲示をした施設は、利用者「思い」という事実 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関横のプランターの動物たちをクリスマスコスプレさせてみました。なかなか、かわいいです。

 

 

朝日新聞の朝刊に、北海道の社会福祉法人が運営する障害者入所施設で「知的障害者に不妊掲示」という記事が出ていました。

 

以下は、私の一考察です。

 

記事の内容は、施設を利用する男女が結婚や同棲を望んだ場合、社会福祉法人側が、パイプカット手術や避妊リング装着などの赴任処置を掲示していたとのことでした。

 

これまでに、障害者カップルには、「子育てすることの困難さ、生まれてきた子どもは、この施設では育てられないこと」等を、保護者同席のもとで本人たちに説明し、「子どもが欲しくない」との意向なら、不妊処置を紹介してきたそうです。この25年間で、8組16人が応じたそうです。

 

驚いたのは、障害者同士で、結婚することができ、そのまま夫婦として住める施設があったということです。初めて知りました。そんなことが可能なんですね。

 

新聞には「優生思想」ではないかというコメントがでていましたが、本当にそうなのか、疑問に思いました。

 

社会福祉法人の方の言い分は、障害者自身で生まれてきた子どもを育てることが難しい、生まれてきても、親から離され養護施設にいれることが分かっている、子どもを安心して育てることのできる法の整備が出来ていない中で、不幸な妊娠を避けるために、不妊処置を提案しているとのことです。

 

また、必ず「避妊を希望する本人や家族に提案をして同意を得ており、強制はしていない」と、説明しています。

 

「不妊処置」は、結婚生活を認め、しっかりと支援し、本人たちを思うゆえの提案ではないかと、強く思いました。知的障害者に不妊掲示をした施設は、実は、利用者「思い」でした。

 

【今日のいいとこ探し】

 

髪の毛が伸びてしまった息子。日曜日に髪を切りに行くそうです。明日、仕事から帰ってきたら、自分で電話して予約するそうで、

 

「ダメなら、冬休みに入ってからにする」とも言っていました。対応策を考えていることに、驚きました。これも、成長ですね。

 

追伸

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