LADです。今日も、最高気温20度越えで、暖かったですね。とても11月とは、思えません。今年は、異常気象ですね。
昨日、入所施設のことを書きました。私の住んでいる神奈川県では、数年前に、「津久井やまゆり園」で、入所者の方が複数死傷される痛ましい事件がありました。
その後、大規模入所施設を解体して少数化し、障害者は、地域で受け入れるという憲章が発表されました。
その際には、障害の当事者を含めて、専門家、入所者の家族の意見を聞いて決めたということになっています。
しかし、障害の当事者の方は、その施設に入所していた方達と同じ重度の知的障害のある方ではなく、会議に出席できる軽度の障害の方達でした。
「大規模入所施設には、入りたくない、地域で過ごしたい」と発言できる方達の意見が、障害者全体の意見として、首長に伝わり、その方向で様々な障害者福祉がすすみ始めてしまいました。
入所者の家族の意見も、本当に、汲み取られたかはわかりません。親の意見としては、「8050問題」があり、親亡き後を考えると、入所施設は、無くすことは考えられません。
また、専門的知識を持った支援者、マンパワーの有効な活用を考えると、一概に、集団入所施設がダメだとは、いいきれないと思うのです。
親亡き後に、頼れる入所施設の充実を望むことは、いけない事でしょうか。
当事者の人達の自立した自由のある生活を望む気持ちもわかります。息子も、それを望んでいるかもしれません。地域で、公民が手を結んで、きちっと受け皿が作られるのなら、それが理想です。
ただ、現実的に、障害者差別があり、地域で受け入れてくれるグループホームや民間の小規模施設が無いなかで、県立の大規模入所施設を無くすということは、机上の空論、時期尚早な気がします。
当事者(子ども)と親の意見、どちらも大事にしてくれる政策が望まれます。
【今日のいいとこ探し】
昨日、市の文化祭に出した電車の写真を引き取りに行ってきました。「回送電車~光の中へ~」という題です。
この絵の前で、同じ出展者の方が、息子の絵を評価してくださっているところへ、たまたま息子が行きました。
その方に、「ありがとうございます。僕、この写真を撮ったんです。この写真は・・・・」と、お礼と説明を始めたので、びっくりしました。
昨年の個展などで、説明にも慣れていたのだと思いますが、見知らぬ人へきちっと礼儀正しく対応出来る様になっている息子の成長を感じました。
追伸
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