養護学校・支援級を無くすことが出来ない訳 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から、洗面所工事に、娘の病院と忙しかったです。連日、いろいろやらなければいけなことが多くて、睡眠時間が、削られています。体によくないですね。

 

強度行動障害者を受け入れる施設の話を昨日書きましたが、10年ほど前に、養護学校や特別支援級を無くして、障害のある生徒も、普通級で学ばせようという動きが国(文部科学省)からありました。

 

「共生社会の形成にむけて」ということで、障害のある子どもと障害のない子どもが、できるだけ同じ場で共に学ぶことを目指すべきであるというのです。

 

その時に、養護学校に通っている親から、養護学校を無くしてもらって困るという運動がおこりました。

 

もちろん、普通級に所属していても、きちっと特別支援教育が受けられればいいのですが、今の日本の教育体制では無理だというのです。理想は、わかりますが、実際の現場がついていかなかったのです。

 

文部科学省からの通達にも、「それぞれの子どもが、授業内容が分かり学習活動に参加している実感・達成感を持ちながら、充実した時間を過ごしつつ、生きる力を身に付けていけるかどうか、これが最も本質的な視点であり、そのための環境整備が必要である」と書かれています。

 

子どもには、それぞれの障害にあった居場所が必要で、1人1人に合った環境で、勉強をする権利があるのです。

 

インクルーシブな教育が理想ですが、養護学校も、支援級も無くすわけにはいかないのです。様々な選択肢を残すことが大切で、それぞれの長所・短所を理解しながら、自分のうちの子どもに合った進路を見つけられるといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子の新作、ポケモンやマリオなどのアニメキャラでなく、大好きな漫画から、「からかい上手の高木さん」のキャラ鉄です。四国を走っている電車とのコラボだそうです。

 

 

追伸

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