ソーシャルスキルを教えるより、実体験させることにしました | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も最高気温24度と、涼しかったです。道を歩いていたらどんぐりが落ちていました。このまま、秋に突入なのでしょうか。夜になると、庭から秋の虫の音が聞こえます。

 

 

今日、娘と服装のことでもめました。久しぶりにお友だちとでかけると、張り切っていた娘。出かける前に、「この服どう?おかしくない?」と聞かれました。

 

「お母さんの意見を聞きたいんだよね」と、確認してから、「スカートが、毛玉だらけの上に、糸がひきつれて、飛びだしてしまっているから、違う服の方がいいかもしれないね・・・」と言いました。

 

下に着たシャツが、やけに大きくて、モコモコしているのに、先のすぼまったボリュームのあるズボンをチョイスしていたので、そこも言いました。

 

すると、娘が「今日は、この服を着ていくつもりだったのに、なんでダメだしするの!!」と、大激怒。

 

おしゃれしてのお出かけ向きの服装ではないと思ったし、「どうかと・・」聞かれたので、素直な意見を答えただけだったのですが、ダメだったようです。

 

自分がいいと思っていた服を着ていくことができなくなり、急な変更が、受け入れられなかったようです。

 

その後、違う服装を選ぶ間、文句を言い続け、荒れ荒れでした。服装が地味だというので、ヘアアレンジを進めて、編み込みをして出かけることになりました。

 

これまでは、こういう場面では、こういう服を着たほうがいいとか、部屋着と外出着の違い、学校へ行くときと、デートの時の違いなど、ひとつ一つ、娘に教えていました。

 

服装以外でも、身辺自立、人とのかかわり方、会話の仕方、お願いや謝罪の仕方など、かなり丁寧に、ソーシャルスキルについて、娘に教えてきました。

 

しかし、娘も大学に入り、もう自分で色々と決められるようになりました。人から言われてしかたなく何かをすることにも抵抗でてきました。失敗しても、凹んだままということは、無くなってきました。

 

親が色々教えても、娘は、反抗期なので受け入れません。「もう親が、娘の言動に、干渉する必要はない」と、主人に言われ、はっとしました。

 

娘のことを一人前と認めて、「自分のいったこと」、「自分で選んだ選択」に対しては、自分自身で責任をとってもらうことしようということになりました。

 

母からの助言がなければ、叱られたり、笑われたり、恥ずかしい思いもすると思います。それでいいと思います。

 

これからは、自分自身で、実体験を通して、どうすればいいのかを、少しづつ身に付けていってもらいたいと思います。

 

娘の言動が、すぐに変わるとは思えませんし、母は、あれこれ注意したくなると思いますが、ぐっとこらえようと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社の定期を半年に1回つづ買っている息子。9月のお給料日に、後期分の交通費が振り込まれます。

 

母が言う前に、自分から、「9月28日のお給料日は、定期を買います」と、言ってきてくれました。カレンダーのお給料日の日に、「定期を買う」と、付箋を貼りました。

 

息子から言ってくれたので、カレンダーに書き込むことができました。自分のスケジュールを管理出来て偉かったです。

 

 

追伸

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