準備をすることを視覚化して支援する | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から雨でしたね。世の中的には、お盆ですが、息子は出勤。主人は、テレワーク、普段とかわらない日でした。気温が、上がらなかったので、過ごしやすかったですね。

 

娘が、来週から、合宿免許をとりにでかけます。コロナ禍ではありますが、申し込んだのは春、コロナワクチンも2回目接種がぎりぎり打てたので、娘とも話合って、行くことに決めました。

 

2週間のホテルでの宿泊になります。入校案内のパンフレットなども来たのですが、何を準備すればいいか分からない様子。1ヶ月ほど前から、準備をするように、声掛けしましたが、一向に進みません。

 

仕方がないので、娘がやらないといけない準備を視覚化して、支援しました。

 

1)カレンダーに、健康カードの体温記入を始める日、荷物を、宅配便で送る日、入校日等を、書き込みました。いつまでに何をすればいいか、スケジュールを、見てわかるようにしました。

 

2)送る荷物と、当日持って行く荷物を書き出した、「持ち物一覧」というチェク表を作成。親が持って行くといい物を書き、娘にも、自分で持って行きたいものを書かせました。

 

そうしないと、パンフレットに書かれているものだけしか、持っていきそうになかったので、それ以外に必要なものを、書きだしました。例、化粧品やマスク、爪切り、日焼け止めや安心グッズなどです。

 

3)洗濯を3日に1回の予定で、着替えを4組+当日着る服で、セットしてもらいました。それから、足りない下着や服を割り出して、買い物にいきました。生理にも当たるので、サニタリー用品やベットにひく、バスタオルなども多めです。

 

4)必要なお金を、それぞれ、添え書きして封筒に用意。行き帰りの高速バス代、仮免試験料、おこづかい等です。

 

5)宅急便用の伝票を行きと帰り分書いて準備。実際に、コンビニで荷物を出してもらう。そうしないと、帰り分、自分で出せなくなってしまうので・・・

 

6)1日のスケジュールから、やることをシミュレーションして、心配事を先に洗いだす。例、朝どうおきるか。携帯のアラームだけでは心配。なら、トラベル用の目覚まし時計を買う。

 

7)食事についての注意事項を確認。食べる前に、絶対、アルコールティッシュで消毒。

 

偏食がひどいので、食堂に行って、その日のメニューが食べられなかったら、持ってきたカップ麺を食べる、時間があれば、コンビニで食べられる物を買って、部屋で食べる。

 

野菜が食べられない分、野菜ジュースを1日1本飲むことを約束。

 

8)体調不良の時には、まず熱を測り、高熱が出ていたら、直ぐにその旨を教習所の人に相談。母にも連絡。コロナの場合もあることを説明。その時は、車で迎えに行くので、大丈夫と見通しを立てました。

 

胃腸薬や、頭痛、生理痛等は、飲み慣れた市販の薬をそれぞれ用意して持って行く。自分で、体調管理をしないといけない旨を説明。夜更かしすると、朝、起きれないことも確認。

 

ここまで、支援して、やっと自分から準備を始めました。見えないものは、何をしていいのか、本当にわからないようです。

 

親元を離れ、運転の実技をして、勉強をして、さらに、自分で遅刻しないように起きて、洗濯や食事のことを考えないといけないのは、キャパの狭い娘には、大変なことだと思います。

 

ですが、将来の自立にむけていい経験になると思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

お盆を前に、マリオとピーチ姫の法被姿&特急湘南のキャラ鉄作品が出来上がりました。

 

季節感のある、素敵な作品です。

 

 

 

追伸

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