「食事を作るのはお母さん」という子どもに、食事を作る方法を教えていく | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風8号の影響が、出なくてよかったです。雨がもっと降るかと思っていました。ミンミンゼミの鳴き声を聞きました。いよいよ、夏本番ですね。

 

今日は、大人の高機能のお子さんをお持ちの、お母さんたちの集まりに参加してきました。

 

お子さんの年齢の高い方(30~40歳)は、親亡きあと、生活費のことや相続、遺産のこと、住む場所のことなど、具体的にどうするかを考えていらっしゃることが分かりました。

 

子どものこともそうですが、親自身の身の振り方、認知症や介護のことなどの対応を考えないといけないことがわかりました。

 

その中で、お子さんが、「食事を作るのは、お母さん」と言って、自分で食事を作ったり、用意したりを一切やらない。「将来を考えると、自分で食事を作って欲しいがどうすればいいのか?」というお悩み相談がありました。

 

「食事を作るのは、お母さんの仕事で、僕の仕事ではない」というマイルールがお子さんの中で出来上がっているのだと思います。

 

まず、食事とは、料理をしなくてもいいといい、思っているより簡単だというところから、お湯を沸かしてカップ麺。温めのレトルトカレー、レンチンのチャーハンなどから、始めることをすすめました。

 

親がわざと、仕事から遅く帰って、「時間がないからカップ麺にしよう」という風に、簡単な食事をつくる様子を見せて、次に、「残業で遅くなるから、先に食べておいて」といって、子ども1人で、食事を用意して作って食べてもらう。

 

スモールステップで、子どものできることを増やしていきましょう。

 

次に、料理を作る時に、少し下ごしらえの野菜剥きとか、野菜を炒めるとか、お米を研ぐなど、簡単なところをお子さんに任せていきましょう。味付けだけでもいいです。

 

台所に立つことで、どのように、食事を作るのかが分かってきます。カレーがどのように出来るのか、親の作り方を見ていれば、自分で作る時に思い出して、参考にできます。

 

あとは、食べたいもののリクエストを聞いて、一緒に買い物に行く。必要な材料を買うところからやっていくと、買い物のスキルも身に付けることができます。

 

今、うちの息子には、買い物のスキルで、新鮮な野菜の見分け方や、適切な分量(魚なら、切り身は4枚、お肉なら、4人分で600グラム等)、エコバックへの詰め方(汁が出るものは、ビニールに入れる、重いものを下に等)を、教えています。

 

いきなり、料理を完璧に1品つくるのでなく、簡単にお腹をいっぱいにできることを目標に、徐々に料理のレパートリーを増やしていけばいいと思います。

 

最初から肩ひじを張らずに、「どんなスタイルでもいいので、自分の食事は、自分で用意できるようになる」を目標に、長期計画で、じっくり取り組んでいくといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日は、土用丑の日でした。息子に、夕飯、ウナギになることを言い忘れていたら、会社の社食で、鰻丼を食べて帰ってきました (-_-;)

 

家でも、ウナギを用意していたので、急遽、ちらし風にしました。昼、夜同じメニューは、嫌がるのですが、今日は、「昼夜、ウナギでいいよ」と、ダブル鰻メニューを、OKしてくれました。助かりました。

 

ウナギちらしです。厚焼き玉子とアボガド天ぷらがのっています。

 

 

 

追伸

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