「問題行動」の対処法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、最高気温28度、本当に梅雨入りしたのでしょうか。ご近所のお庭で、かわった色の百合が咲いていました。ゆりって、色々な色があるんですね。アジサイとユリが、花盛りです。

 

 

小学校支援級のお子さんのお母さんから、「問題行動」の対処法を教えてほしいと言われました。交流級の授業途中で教室から出ていって、支援級に戻ってしまう。イライラすると、手を血が出るまで噛んでしまう。給食を、ほとんど食べないで残す等です。

 

「問題行動」という言葉は、周りの人が、自閉症の人の言動が問題になって困っている時に使っているのですが、裏を返せば、自閉症の人が困っている状況のことをさします。

 

上記の問題行動を、お子さん側からみて、対処方法を考えてみましょう。

 

〇交流級の授業途中で教室から出ていって、支援級に戻ってしまう。

 

 →交流級の授業に、ただ出ているだけになっていませんか。授業の内容がわからなかったり、教室のざわつき、生徒の声の反響など、そこにいる意味がわからなかったり、感覚過敏のある子には、辛い環境かもしれません。

 

 →支援級に帰りたいときには、「先生、〇〇(支援級)に戻っていいですか?」と、許可を取ってから帰るように約束。

 

〇イライラすると、血が出るくらいまで、手の甲を噛んでしまう。

  

 →自分の気持ちの発散の仕方を知らないので、自傷になってしまう。「止めたい」といって「止めて」いいこと、、周りの人に、ヘルプを伝える練習をする。

 

 →手首にサポーターをしてもらい、そこを噛んでいいことにする。外国製だが、噛みつきできる癒しグッズもある。

 

〇給食を食べない。超偏食。

 

 →給食は、3食のうちの1食です。1食くらい食べなくても、大丈夫です。感覚過敏や臭覚過敏など、生理的な問題があるので、無理強いは、ダメです。

 

 →偏食指導は、絶対にしてもらわないほうがいいです。給食を食べるのが嫌で、学校に行きたくないといわれたら、本末転倒です。

 

問題行動と呼ばれるものは、まず、なぜそういう行動に出るのかを、観察し、次に、本人の困り感に寄り添いながら、対策を考えるといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

プリンターの電源の切り方を教えたのですが、3日連続、無理やり紙受けトレーを手でしまってしまっていました。なので、昨日、正しいやり方をお手本で見せて、注意していました。

 

今日は、1回電源を切ったあと、メッセージを見て正しい終了作業をしていました。教えたことをきちっと実行してくれたことを、褒めました。

 

 

追伸

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