クラスメイトへの他害行動にどう対処するか・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日から、梅雨入りしたそうです。これからは、雨の日がふえます。日光が足りないと、多肉植物が元気がなくなるので心配です。

 

通信制のサポート校で、クラスメイトともめると、暴言をはき、相手の肩に手をかけて押してしまうという問題行動に困っているという、お子さんのお母さんから相談がありました。家でも、指導をして欲しいと学校から言われたそうです。

 

理由なくそういう行動はしないと思うので、担任から、行動の前後や、相手の子がどういっているか、詳しいところを聞くようアドバイスしました。

 

ポイントは、もめる前の相手の言動、もめた後の、先生方の止め方、叱り方などを、詳しく聞いてもらいました。先生の対応によって、問題行動を強化してしまう場合もあるからです。

 

まず、お子さんへ、今の言動が、他人からどう見えるか、どういう評価になるのかを、親から説明。

 

〇身長180センチあるとのことで、体が大きいので、大きな声をだしたり、手をかけたときに、他の生徒さんは、特に怖いと思っていると思います。お子さん自身が気が付いていないところかもしれないので、相手がどう思うかを、立場を入れ替えて教える。

 

〇高機能のお子さんで、他害がある子には、法律上の話をして、理解してもらったケースを知っています。20歳をこえたので、成人は警察に捕まってしまうと話したそうです。

 

胸ぐらをつかむ、突き飛ばすなどで、相手がケガをすれば、傷害罪。威圧的な態度をとって、相手が怖いと思い、精神的に追い詰められたと訴えれば、恐喝罪。法律に違反してしまう触法行為になると説明したそうです。

 

学校へ通うために、出来ること。本人に、教えること。

 

〇相手の言動に過敏に、反応してしまうなら、服薬で、学校にいる間の衝動性をおさえる方法もあります。医師と、投薬量などを綿密にやり取りが必要。

 

〇相手の言動が気に入らなければ、行動でなく、言葉で制止することを教える。例、「傷付くので止めてください」、「そんなことを言われたら、悲しくなります」等。

 

〇辛かったり、不快ならば、その場から自分が立ち去るというトラブル回避方法を教える。学校の中で、クールダウンの場所を決めておく。それを、学校に連絡して、許可をもらう。例、トイレ。図書室、保健室、非常階段等。

 

〇クラスメイトとのことで、納得がいかなければ、先生に話しに行って判断をしてもらう等。具体的にどう動いて解決すればいいかを、ソーシャルスキルとして教えてもらう。

 

〇本人に聞いて、何が嫌で他の生徒ともめるのかの原因を具体的に洗い出して、リストにする。そのリストを学校に渡して、避けられるものは避けてもらう。

 

例、特定の子が、ダメなら、席を離す、同じグループにしない、相手の言葉や声が気になるなら、イヤーマフやヘッドフォンで余計な声を聞かない等。

 

あと、思春期なので、親に何でも話すことは無いかもしれません。なので、信頼できる大人(デイサービスや病院の先生等)に、話を聞いてもらう機会を作ることを提案しました。

 

学校のことを愚痴れる、親や学校以外の先があると本人のストレスがさがると思います。

 

以上が、アドバイスしたことです。

 

コロナのこともあるので、ストレス発散が、難しい状況になっているのも、一因だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

朝食のピザトーストに載せたサラミ、息子がお家飲み用のおつまみを分けてくれました。ピーマンは、玄関横のプランターで育てているものを使いました。ピザソースは、息子が自分で買いました。簡単な朝食は作れるようになりそうです。、

 

 

 

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村