「時間」を視覚化して、本人が意識する大切さ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、久しぶりの晴れでしたね。買ってから、ずっとしまい込んでいた布団のシーツ、やっと洗濯できました。これで、夏用シーツで快適に寝れると思います。

 

時間を視覚化する工夫について、相談を受けました。高機能のお子さんで、強迫性障害近いところまでいっているのかもしれないとのことでした。

 

「手洗い」が、止められない。「入浴」に時間がかかってしまう。着替えを何回もする、学校に行く時間に間に合わなくなってしまい、そのことがストレスになり、悪循環になっているそうです。

 

本人も、自分が、どのくらい時間を使っているのか、わかってないようで、切り替えが難しいようです。時計は、読めるとのことですが、かかる時間のイメージが持てていないようです。

 

なので、時間を「視覚化」して、1日のスケジュールを記録してみることを提案しました。

 

朝の支度にかかる時間、お風呂にかかる時間を記録して、お子さんの分かる円グラフなのか、棒グラフなのかにしてみる。

 

数字の方が良ければ、歯磨き8:10~8:30(20分)とかでもいいと思います。お子さんによって、理解できるスケールが違うと思います。

 

1週間、1ヶ月記録をとると、歯磨きに平均何分かかるか、着替えに何分かかるかが見えてきます。その数値をもとに、時間を視覚化します。

 

「学校へ行く日は、少なくとも6時には、起きないと間に合わないね」とか、「歯磨き、いつもは10分だけど、もう20分だね」とか、行動を促すときの目安にするといいと思います。

 

最初は、親が声がけでいいと思いますが、時間を理解してもらい、ゆくゆくは、自分で管理できるようなってもらうことが目標です。例、歯磨きは、10分で綺麗に磨けるから、終わりにしよう。

 

本人が意識することで、行動をかえることが出来るようになるそうです。行動認知療法の考え方と同じですね。

 

あと、時間を知らせるものとして、キッチンタイマーやスマホの時計アプリも便利です。電子音より、音楽が流れる方がいいというお子さんもいます。また、アプリのスケジュール機能を使って、忘れないようにリマインダーを送ってもらうこともできます。

 

様々なツールがありますので、お子さんに合った方法を探して試してみるといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

母が、朝、娘をバイトに送って行った間に、朝ごはんを食べたくなった息子。お父さんの分も一緒に、ピザトーストを作ってくれました。黑いのは、玄関横のプランターのバジルです。

 

 

食パンの端っこまで、ピザソースが丁寧に塗ってあります。スライスサラミが切れていたので、代わりに、自分で考えて、スティックサラミを斜め切りにして使っています。

 

これくらい作れれば、一人暮らしのグループホームの朝ごはんOKそうです。味も、美味しかったそうです。

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村