自閉症本人の苦しみについて、あらためて考えさせられました | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も最高気温25度と夏日でした。ご近所で、ホタルブクロが花をつけていました。例年なら、5月末~6月に花が咲くので、今年は、本当に季節が半月以上早い感じがします。

 

 

先日、高機能の当事者の方と、お話しする機会がありました。小さい頃から知っている方だったので、ざっくばらんに学校での様子や普段の生活、家族についてなど、色々な話になりました。

 

その中で、思ったのは、親が本人のために良かれと思って言っていること、やっていることが、本人には、「親の決めつけ」だったり、「自分の意見を聞いてもらえないという被害妄想」と受け取っていて、親子で温度差があることがわかりました。

 

親が、子どもの意見に耳を傾けず、力ずくでやらせたものは、身についていかず、心に傷として残って、わだかまりになっていくようです。

 

また、見えないもの、見たことがないもの、経験したことがないことは、勝手に自分ルールで解釈して、不安になったり、拒絶反応を起こしたり、怖いので攻撃したりしていることが分かりました。

 

辛いし苦しいし、誰も自分を理解してくれないと、半分諦め、半分腹立たしく思っていることがわかりました。どうせ、自分はだめだと、自己評価が低くなっているのも気になりました。

 

お父さんやお母さんに、自分の考えがうまく伝わらないなら、学校なら進路の先生、就労したら事業所の支援員さんなどに相談をしてみるといいとアドバイスをしました。

 

親以外の大人を頼る方法があることを伝えした。

 

また、親の意見と違う、自分の意見を聞いて欲しかったら、いきなり希望だけをいうのでなく、まず親の話を聞いてから、「僕のことを心配して言ってくれているのはわかった、だけど僕の考えはね・・・」と、前置きしてから、言うといいとアドバイスしました。

 

あとは、生活の中で実際に経験して、その都度、何が正しいのかを、具体的にしめしてもらう「ソーシャルスキルトレーニング」を、どこかで受けられるといいのではと思いました

 

子どもの時から、何を支援していけばいいのか見えてきました。実際に、当事者の方から、話が聞けて、本当に良かったです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

買い物用に使っていた京成スカイライナーの柄の生成りのトートバックが、けっこう薄汚れてしまったので、新しい飛行機柄のエコバックを、息子にプレゼントしました。

 

喜んでくれたのですが、元のトートバックもお気に入りだったようで、「悪いんだけど、白くなるように、洗濯してください。お願いします」と、頼まれたので、靴磨き洗剤で頑張って洗いました。

 

「白くなった。良かった!」と、息子に喜んでもらえました。自分で出来ないことは、相手に丁寧に頼むことができるようになりました。

 

 

追伸

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