LADです。今日は、夜になって、すごい雨ですね。実は、もう台風2号が発生していて、その前線の影響だそうです。
問題行動は、どうやってつくられるのかということを、私の考えですが、説明していきたいと思います。そもそも、
問題行動は、周りの人がつけた名称で、本人は、そうは思っていない場合が多いです。意識していない分、やめさせるのが、難しいのです。
問題行動とは、自閉症の人が行う行動で、自傷など、本人にダメージがあるものと、親や周りの人に危害や迷惑をかけるものがあります。ひどくなると、強度行動障害という診断名が付く場合もあります。
問題行動がつくられるプロセスは、2つあると思います。
1つは、生理的問題から起るもので、これは、なかなか防げないと思います。感覚過敏による、音や人の声への拒絶反応からくるもの。味覚や臭覚からくる、吐き戻しや拒絶、気圧による、頭痛や愁訴などです。
体の感覚にくる不快感を、それ以外の刺激で失くそうする行動は、なかなかやめさせられませんし、代替え行動を示しづらいです。
もう1つは、体験的に作られてしまう問題行動です。例えば、嫌なことがあった時に、物を壊す、唾を吐くとか、相手の子を叩くなどです。
これは、嫌なことをしたくないので、苦し紛れに、ある行動をしたら、それから逃れられてしまったという経験(誤学習)から、作られていきます。
例1、近づいて欲しくない子が来たら、唾をはいたら、その子が逃げていった。なら、「今度その子がきたら、最初から唾をはこう」となってしまうわけです。
例2、先生に来てほしいのだか、どうすればいいかわからず、ゴミ箱をひっくり返したら、先生がすぐに飛んできてくれた。教室で注目して欲しい時は、ゴミ箱をひっくり返せばいいと、なってしまう。
一度ついてしまった問題行動は、やめさせることは、なかなか難しいです。でも、正しい方法を教えて、強化していけば、だんだん薄れさせることは、できるようです。
例えば、「唾はき」の場合は、人に近づいて欲しくない時には、手を前に出して「こないで」ということを教える。また、嫌なら、先に、先生の所へ逃げるという方法を教える。
この正しい回避方法が、できるまで先生がクラスメイトとの関わりを見守って、正しい方法を強化する。クラスメイトにも、全体のルールとして、「こないで」と言ってる子に、無理に近づかないという話をしてもらう。
問題行動を起こしている子だけを注意するのでなく、クラス全体へ呼びかけにして、ルールや正しいかかわり方を、教えていくといいと思います。
ゴミ箱をひっくり返すについては、先生を呼ぶ時の声がけの方法、手を挙げて「〇〇先生」と言うや、先生のところまで行って、肩を叩いて注意を向けるなど。具体的に、自分に注目してもらうための行動のお手本を見せて教える。
それでも、ゴミ箱をひっくりかえすようなら、ゴミ箱をひっくり返しても、あわてていかない。本人の望む行動を先生がとらない。無反応を通す。
「今、先生はいけません。来て欲しいなら、手を挙げて呼んででください。後で、一緒に片付けます」と静かな声で、指示します。
あと、ゴミ箱は、必ず一緒に片づけをしてもらいましょう。全部は無理でも、必ず手伝わせることで、この方法は、自分もめんどくさい。手を挙げて先生呼ぶ方がいいと、思うようになります。
自分のやった行動には、責任をとってもらうよう意識していくといいと思います。
ゴミ箱を、立ててもらう。その中に、落ちているゴミを1個入れる。そんなところから、始めてみるといいと思います。ゆくゆくは、全部ゴミ箱にいれて、ほうきで履いて塵取りでとるまで出来れば、掃除のスキルを身に付けることにもなります。
出来ないと決めつけず、少しでも出来るところから、出来ることを増やしていきましょう。問題行動は、なぜそういう事をするのか観察して、正しい行動へうつしていけるといいと思います。
【今日のいいこと探し】
先日、家族で一緒にゲームをした時に、スイッチのコントローラーの調子があまりよくないことを、気にしていた息子。
ブックオフで、ネオンイエローのコントローラージョイコンを買ってきました。「これで、みんなで一緒にゲームできるね」と、喜んでいました。黄色は、息子の大好きカラーです。
追伸
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