LADです。もうすぐ、10月というのに、暑い日が続いています。半袖がまだしまえません。明日から、主人は、背広を着ていくそうです。衣替えには、まだ早いですよね。
昨日書いた、「8050」問題の件が、「ひきこもりのリアル」という題で、朝日新聞の朝刊の記事に出ていました。
小学校のころから、40年以上にわたって、ひきこもっていた男性が、母の遺体を遺棄したとして、逮捕されたというニュースを、少し前のテレビでみていました。
よくある自分が食べていけなくなって困るので、親の死を届けず、年金を使ってしまうというケースなのかと思っていたのですが、違いました。
実は、この男性は、精神疾患の不安症の一つ、場面緘黙が悪化した状態で、後に自閉症の診断も受けたそうです。お母さんが亡くなったことを、病院や兄弟へ電話連絡しようとした履歴も残っていたそうです。でも、他人と、話すことができなかったので、そのまま途中で電話を切ってしまっていたそうです。
お母さんが亡くなってからの2週間、冷蔵庫の中に残っていた食べ物で命をつないでいたそうで、買い物もできない方だったようです。お母さんとの会話も、メモでやり取りしていたことがわかりました。
事件後「私やあなたが死のうと思ったときは一緒に死のうね」と、お母さんが書いたメモが机に入っていたそうです。悲し過ぎますね。
そのような経緯がわかり、不起訴になったそうです。
実は、数年前に、区役所へも親が相談をして、障害者年金を受け取るために手続きを始めていたそうです。しかし途中で、申請を取り下げて、中断。今回に、至ったそうです。
早めに、自閉症の診断をもらい、療育や福祉支援を受けていたら、こんな悲しい結果には、ならなかったことでしょう。ひきこもりしている人の中にいる、発達障害の人への支援が1日も早くすすむことを、願ってやみません。
全国ひきこもり家族連絡会の調べで、支援を受けた経験のある家族の45%が自治体などの支援機関や医療機関の利用を中断したことがあると回答したそうです。
相談にたどりついても、理解の無い言動に傷つくなどして、再び孤立していくことが、データでわかってきたそうです。
当事者や家族は、「ひここもりは、恥ずかしい」、「自分たちが悪い」と、社会に思い込まされてきてしまっているそうです。
そうした感情によりそいながら、これからは、「生きるために支援を受けることが出来る、その為の方法を具体的に、一緒に考えていきましょう」という姿勢を、行政や相談機関がもっと打ち出して、寄り添うことが大事ではないでしょうか。
【今日のいいとこ探し】
昨日、息子がお父さんと、チューリップの球根を植えてくれました。几帳面に並べています。
春になると、一斉に花が咲いて、とても綺麗です。息子のリクエストで、黄色いチューリップを10球買い足してあります。
追伸
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